ココマイスターの財布を解説!ブライドルやマットーネの革の違いとは

ココマイスター

海外のハイブランドのようにわかりやすい派手さはないものの、品質の高さから「日本製の財布」を選ぶ紳士はとても多いです。その国産ブランドのなかでも、特に注目を集めているのが「ココマイスター」という皮革ブランド。ブランドロゴで主張したりシーズンごとのトレンドを追うのではなく、レザー本来の美しさを際立たせたミニマルで長く使えるデザインが魅力です。

このページでは、ココマイスターの財布の特徴やレザーの種類、人気の高いおすすめ財布を紹介。「皮革や縫製にこだわった一生モノの財布が欲しい」という人は必見です。

目次【本記事の内容】


ココマイスターの財布がデキるビジネスマンから支持される3つの理由

使うほどに魅力が増す!英国王族にも献上された『革』

ココマイスター革

ココマイスターの財布は、モノによっては在庫切れの状態が続く場合があります。これは、職人が手作業で時間をかけて製作していることに加え、希少価値の高い「原皮」を使用しているのが理由です。原皮の調達量によって財布の生産量が左右されるということは、それだけレザーの品質にこだわっている証。イタリアやイギリス、フランスなどの名門タンナーから仕入れるココマイスターのレザーの美しさは、芸術的といっても大げさではないほど。世界的に評価も高く、2018年に英国老舗タンナーの英国女王賞を受賞した際は、第2代ケント公爵エドワード王子へココマイスターの革製品が献上されています。

国産財布ならではのクオリティ!熟練職人が一つひとつ時間をかけて製作

ココマイスター職人

ココマイスターの財布は工場の製造ラインによって生産されるのではなく、職人の手によって一つひとつ製作されています。ときにはミシンを使い精密に、そしてミシンでは困難な細部のディティールを手縫いで仕上げることで、丈夫で美しい造形の財布が完成するのです。

無駄な主張は一切なし!シンプルで一生飽きのこない「デザイン」

ココマイスターデザイン

ココマイスターの財布はほとんどのモデルが、表皮にブランドロゴの刻印や刺繍がされていません。余計な装飾はほとんどなく、素材の美しさを活かしたシンプルなデザインが基本。ひと目で「ココマイスターの財布だね」とはならず、「素敵な財布だね、どこのブランド?」となるのが特徴です。シンプルであるだけでなく、皮革が経年変化によって美しく味わいを増していくため一生愛用できるのも魅力。主張が控えめで嫌味がなく、それでいて高級感を醸し出せるところが、本物志向の紳士から評価される理由です。

ココマイスターの財布に使われている革シリーズをおすすめ順に紹介

ココマイスターといえばコレ!独特の艶を放つ「ブライドルシリーズ」

ココマイスターブライドルレザー1

ココマイスターのレザーといえば、まず名前が挙がるのがブライドルレザーです。ブライドルレザーはタンニンで鞣したレザーに、数ヶ月かけて蜜やロウなどの油分を染み込ませたもの。オイルをたっぷり含んでいるため艶が美しく、高級感があります。さらにレザーの弱点であるはずの水に強く、耐久性も極めて高いのが特徴です。

ココマイスターブライドルレザー2

ココマイスターでは本場英国産の上質なブライドルレザーを使用。内装は3種類で、欧州産のヌメ革を採用した財布のほかに、イタリア皮革マットーネを内装にあしらった「ロンドンブライドルシリーズ」や、外装と内装の両方にブライドルレザーを使用した「ジョージブライドルシリーズ」を展開しています。

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贅沢な光沢はまさに革のダイヤモンド!経年変化も楽しめる「コードバンシリーズ」

ココマイスターコードバン2

「ダイヤモンド」の異名を持つ革、コードバンを使ったシリーズ。牛革ではなく、農耕馬のお尻の革を使っています。筋繊維が緊密で高度が高く、牛革にはない光沢を放つのがコードバンの魅力。とても希少価値が高く、高級感は他のレザーに類を見ません。

ココマイスターコードバン1

水に弱くややデリケートな扱いは必要なものの、しっかり手入れして育てれば牛革とは違ったエイジングを味わえるのも特徴。一度手にするとその美しさの虜になり、「もうコードバンの財布以外使えない」とやみつきになるファンも多いです。

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丈夫に使えてエイジングも美しい高級皮革「マットーネシリーズ」

ココマイスターマットーネ1

バケッタ製法と呼ばれるイタリアの伝統製法で作られた皮革「マットーネ」のシリーズ。マットーネの財布は新品のときの光沢感はもちろん、使えば使うほど味わい深く経年変化していくのが魅力です。

ココマイスターマットーネ2

また、レザー製品はこまめにオイルを塗り込んだり手入れが手間なものですが、マットーネレザーはメンテナンスが簡単。毎日使うのに適したタフなレザーなので、基本的にはサッと拭くだけでOKです。新作の編み込み式財布「ポンテマットーネ」にも注目。

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ヴィンテージな風合いが男心をくすぐる「オークバークシリーズ」

ココマイスターオークバーク

オークバークという木の皮から採れるエキスを使って革を鞣したオークバークレザー。高級革靴のアウトソールの仕上げなどにも使われるレザーです。ココマイスターが手がけるオークバークの財布は、表面にロウが使われているため美しい艶があるのが特徴。ヴィンテージ感を味わえる財布です。

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シボレザー好き垂涎の風合い「マルティーニシリーズ」

ココマイスターマルティーニ

ゆっくりと時間をかけ、牛革にオイルを染み込ませるバケッタ製法によって製造されたマルティーニシリーズ。独特の光沢感とシボ(シワ)が特徴です。素材は肉厚で、カーフレザーやブライドルレザーよりは高級感が劣る印象。ただし重厚感があり、男らしさを演出できます。

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ココマイスター特注のフランス製カーフレザーを使用「カヴァレオシリーズ」

ココマイスターカヴァレオミニ財布

フランス産のカーフレザーをベースに、クロム鞣しで仕上げた「シアギレザー」で製造したシリーズです。フランスの老舗タンナーがココマイスターの要望に応えるかたちで作り上げたオリジナルレザーで、美しい艶とタフな質感を兼ね備えています。近年人気のミニ財布(三つ折り財布)を展開しているシリーズでもあります。

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イタリアらしい鮮やかで濃淡のある色味が魅力「プルキャラックシリーズ」

ココマイスターブルキャラック

イタリアのプルアップレザーと呼ばれる皮革を使用したシリーズ。発色の良さが特徴です。折り曲がっている部分は色が薄く見えるなど、箇所によって濃淡が楽しみるのも魅力のひとつ。

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手染め仕上げのヌメ革が独特の風合いを表現「ロッソピエトラシリーズ」

ココマイスターロッソピエトラ

イタリア産のヌメ革にグレージング加工と手染めを施したシリーズです。重厚な雰囲気とハリと、存在感抜群のシボが特徴です。手になじみやすく扱いやすいですが、高級感という意味ではやや見劣りします。

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ヌバック素材が演出するぬくもりのある質感「ナポレオンカーフシリーズ」

ココマイスターナポレオンカーフ

起毛感のある質感が特徴の、ナポレオンカーフを用いたシリーズ。イタリア製のカーフ(仔牛)をベースに、サンドペーパーで擦ることでヌバックの質感を生み出しています。色の変化が起きやすく、いち早くエイジングを楽しめるのが魅力です。

⇒ココマイスターのナポレオンカーフシリーズはこちら

ココマイスターの評判は?人気の財布をチェック

インスタにて「#ココマイスター」で検索すると、実に4000件以上の投稿がヒットします。さまざまなシリーズの投稿がアップされていますが、特に目立つのが「ブライドルレザー」「コードバン」「マットーネ」です。やはり高品質で経年変化を楽しめるタイプのレザーが人気のようです。

革の成長を実感しやすいブライドルレザーの「グラディアトゥール」

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ブライドルレザーは買ったその日から味わい深い個性を発揮するのが特徴。「グラディアトゥール」は外装にブライドルレザー、内装にマットーネを使用したスキのない逸品です。使えば使うほどブルーム(表面の白いロウ)が革に馴染んでいき、紳士に相応しい鈍い光沢を宿します。

⇒公式サイトで「グラディアトゥール」をチェック

革のダイヤモンドは伊達じゃない!最高峰のコードバン財布「スタンフォード」

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「スタンフォード」は、レザー好きなら誰もが知る「ホーウィン社」のシェルコードバンを使用。革靴ブランドのオールデンと同じレザーです。オールデンの革靴もそうですが、素材自体かなり希少価値が高いため、スタンフォードも基本的にずっと品薄状態。店頭やネット上で「あればラッキー」ぐらいのものなので、思い立ったときに在庫があればその瞬間が買い時です。

⇒公式サイトで「スタンフォード」をチェック

ココマイスターの新作財布「ポンテマットーネ」は他と違う存在感を発揮できる

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マットーネシリーズのイントレチャート(編み込み式)も人気です。そのなかでも「ポンテマットーネ」はココマイスターの新作シリーズ。経年変化したときに、編み込み部分ひとつひとつが味わい深く美しくなります。

⇒公式サイトで「ポンテマットーネ」をチェック

ココマイスターの革は上質だからこそ「二つ折り」の選択もアリ

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「高級財布といえば長財布」というイメージを抱く人も多いですが、本当に高品質なレザーを使っていれば、二つ折り財布でも充分高級感はにじみ出ます。特にココマイスターは外側だけでなく、内装のレザーにまで完璧を求めるブランド。チープな印象を与えることはまずありません。ジャケットの内ポケットだけでなく、デニムの後ろポケットにすっぽり収まる二つ折り財布も有力な選択肢です。

⇒公式サイトでココマイスターの「二つ折り財布」をチェック

旬のミニ財布も狙い目!高品質レザーで個性を発揮

ココマイスターミニ財布2

上等なレザーウォレットといえば長財布が昔からの定番。しかし、近年では「ミニ財布」が注目度を高めています。ミニ財布とはいわゆる「三つ折り財布」で、二つ折りよりもコンパクトなのが特徴。キャッシュレス化が進む昨今、ミニ財布の需要はこの先も加速していくでしょう。

ココマイスターミニ財布1

バレンシアガなど海外のハイブランドも続々とミニ財布をリリースするなか、国産財布の雄であるココマイスターもミニ財布を制作。その代表作が、ジョージブライドルシリーズの「ロベルトパース」です。上質なブライドルレザーを使用したミニ財布はココマイスターならでは。コレクションのなかで唯一のミニ財布とあって、再入荷未定の品薄状態です。

⇒公式サイトでココマイスターの「ミニ財布」をチェック

店舗では在庫切れの場合も!ココマイスターの財布は公式サイトからチェック

ココマイスター公式サイト

ココマイスターの財布は職人の手によって、一つひとつ製作されています。そのため、大量生産のブランドのように在庫が潤沢ではありません。人気の高いモデルに至っては、在庫が残っていること自体奇跡と言えるような状況。ひと度在庫切れになれば、再入荷まで半年以上かかることもザラです。

銀座に2店舗、そのほか自由が丘、大阪、神戸、名古屋に店舗を構えていますが、希望するモデルが売り切れになっていることも。おすすめなのは、公式サイトから注文することです。公式サイトなら、在庫の状況がひと目でチェック可能。高級感のあるケースや紙袋つきで送られてくることはもちろん、無料でギフトラッピングもできるのでプレゼントにも最適です。

また、職人に修理対応してもらえるのは公式サイト購入者のみ。ココマイスターの財布が気になる人は、まず公式サイトをチェックしてみましょう。

⇒公式サイトへ

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