バッグ、財布、腕時計。すべてのアイテムに言えることですが、おしゃれで魅力的な男性ほど「いいモノを長く使う」ことの大切さを知っています。
最近では本物と見違えるほど美しい「合成皮革」のバッグも増えていますが、一年も使うと本物の革との違いがはっきりと表われるものです。上質な革を使ったバッグは、3年、5年と使えば使うほど「育つ」のが特徴。新品時にはなかった味わい深い風合いを宿していきます。
「一年でくたびれるバッグを高サイクルで買い換える」のか「高価な”ホンモノ”のバッグを一生使い続ける」のか。デキる男がどちらを選ぶかは自明です。
ひとつのビジネスバッグを長く愛用するためには、『革』のクオリティが絶対条件。「有名なブランドだから革質もいいはず」と判断しがちですが、一概には言い切れないのでブランドネームだけで決めるのは少々リスキーです(もちろんハイブランドほど良質な革を使っていることが多いですが)。
このページでは、革の種類や加工方法の違いについて解説。あわせて、高品質なレザーを採用した一生もののブリーフケース・ビジネスバッグを紹介します。
目次【本記事の内容】
- 1.ブリーフケースのおすすめはカーフレザー!デザインは飽きのこないものを
- 2.ブリーフケース・ビジネスバッグに使われる「革」の種類
- 2-1.牛革(カウレザー)
- 2-2.馬革(ホースレザー)
- 2-3.豚革(ピッグスキン)
- 2-4.羊革(ラムスキン / シープスキン)
- 2-5.爬虫類などのエキゾチックレザー
- 3.革の加工方法でブリーフケース・ビジネスバッグの表情は異なる
- 4.ブリーフケースの「色」の選び方
- 5.『革』にこだわった一生もののブリーフケース・ビジネスバッグおすすめ15選
- 6.ビジネスでガシガシ使うならナイロン製ブリーフケースが良コスパ
- 7.タフに使える『ナイロン』のブリーフケース・ビジネスバッグおすすめ6選
ブリーフケースのおすすめはカーフレザー!デザインは飽きのこないものを
よほどの皮革愛好家ならともかく、素人目には上質な革とそうでない革の違いなど見極められません。もちろんテカテカのガラスレザーのような「明らかな安物」なら見ればわかりますが、5万円以上のレザーバッグなどある程度高級品になってくるとほとんど違いはわからなくなってくるでしょう。
「上質な革」の大きな判断基準のひとつが、経年変化を楽しめるかどうかです。新品時は似たような見た目でも、いい革は「劣化」ではなく「変化」するもの。使いこむほど味わい深く「成長」していきます。
原皮の種類で言うと牛革のなかでも月齢の若い「カーフレザー」がきめ細やかで上質。これを時間をかけて「鞣す(なめす)」ことで皮から革になります。さらにオイルを染み込ませるなどの加工を施すことで耐久性が高められたり、経年変化を楽しめる革が完成するわけです。
また、デザインもバッグを選ぶうえで重要な指標。できるだけ素材感を活かしたシンプルなものを選ぶべきですが、デザインが定番すぎるとせっかく素材が良くても「普通のビジネスバッグ」に見えてしまうジレンマがあります。過剰な装飾は論外ですが、逸脱しすぎずちょっとした工夫の効いたデザインのものを選ぶのがおすすめです。
ブリーフケース・ビジネスバッグに使われる「革」の種類
牛革(カウレザー)
牛革はバッグの素材として、最も定番と言えるレザーです。長く飽きずに使えるビジネスバッグを求めるなら、牛革製のものを選んでおけば間違いないでしょう。
ひとくちに牛革といっても、牛の年齢(月齢)によって風合いや価値がかなり変わります。
最高品質の革「カーフレザー」
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生後6ヶ月以内の仔牛の革から作られたレザーを、「カーフ」といいます。ハイブランドの革靴や英国靴などにも使われる高級素材。生後3ヶ月以内の仔牛のものは「ベビーカーフ」と呼ばれ、さらに高級感が増します。
キメの細かさや滑らかさが見て分かるほどの美しさ。カーフやベビーカーフで作られたビジネスバッグは、まさに長年の相棒として相応しいと言えるでしょう。
美しさと耐久性を兼備「キップレザー」
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生後半年〜2年までの牛革を、「キップ」と呼びます。カーフほどではないものの、キメの細かさや滑らかさはなかなかのもの。革に厚みがあるため、耐久面ではカーフに勝ります。
カーフよりも値段が手頃でありながら美しさも備えるため、コスパに優れた素材です。
ポピュラーな牛革「ステアハイドレザー」
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生後2年以上で、去勢された牡牛を使ったものが「ステアハイド」です。流通量が多く、牛革としては最も一般的。さまざまなレザー製品に採用されています。
平均的なやわらかさと強度「カウハイドレザー」
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「カウハイド」は、生後2年以上で出産経験のある牝牛の牛革です。キップよりはかたく、ステアハイドよりはやわらかい素材。ビジネスバッグにも使われることの多いレザーです。
馬革(ホースレザー)
馬革は柔軟性に優れ、ジャケットや家具などによく使われている素材です。
革のダイヤモンド「コードバン」
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馬革のなかでも、「コードバン」高級なバッグや財布、革靴などに使われる高級素材。農耕馬のお尻から採取した革で、緊密な繊維と強靭さが特徴です。
他のレザーにはない美しい光沢を宿し、「革のダイヤモンド」と称されるほど。ただし、水に弱いため雨の日に使いづらいというデメリットがあります。
近年では農耕馬自体が減少しており、稀少性はかなり高め。基本的には財布や革靴のような小物にしか使われません。コードバンを使用したブリーフケースはかなりレアで、あったとしても非常に高価です。
豚革(ピッグスキン)
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ピッグスキンは、国内で唯一自給自足できている皮革です。スエード加工を施したピッグスキン・スエードが代表的。ややカジュアル寄りなバッグや、バッグのライニング(内装)として使われることが多いです。
羊革(ラムスキン / シープスキン)
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シープスキンは、柔らかい手触りが特徴。強度が低いためバッグに採用されることは少ないですが、イントレチャート(編み込み式デザイン)のバッグなどで稀に使われることも。
爬虫類などのエキゾチックレザー
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独特の模様を持つ動物の革を使ったものを「エキゾチックレザー」と呼びます。代表的なのがヘビやクロコダイル。他にもリザード(トカゲ)やオーストリッチ(ダチョウ)などがあります。
革の加工方法でブリーフケース・ビジネスバッグの表情は異なる
素材本来の風合いを楽しめる「銀付き革」のスムースレザー
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革の表層部分を「銀面」と呼び、その銀面をそのまま活かしたものを「銀付き革」といいます。
銀面にキズや汚れがないものしか銀付き革のバッグは仕立てられないため、非常に高価値。最上級カーフを本染めして仕上げた銀付きスムース革は、革本来の風合いと上品な光沢を楽しめます。
以下で紹介するオイルレザーやエナメルレザーは、この銀付き革に加工を施したもの。それぞれに魅力がありますが、革自体が上質なのであれば本染めのみのスムースレザーが有力候補としておすすめです。
光沢感と柔軟性を兼ね備える「オイルレザー」
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「オイルレザー(オイルドレザー)」は、鞣し工程や仕上げの段階でオイルをたっぷりと含ませたものです。ロウやオイルを染み込ませることで、柔軟性や耐水性が向上。しなやかで丈夫に仕上がります。
ビジネスバッグや革靴もオイルレザーを使ったものが多いです。独特の艶や、経年使用よる風合いの変化が楽しめます。
上質素材に手間ひまかけた工法をプラス「ブライドルレザー」
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「ブライドルレザー」は、タンニンで鞣したレザーに、数ヶ月かけて蜜やロウを染み込ませたものです。長い期間をかけてじっくりと染み込ませることで、美しい艶を生み出します。
耐久性が他のレザーに比べると極めて高く、もともとは馬具用の革として使われていたほど。オイルの含有量が多いため水にも強いです。手入れがそこまで面倒ではなく、それでいて経年変化を楽しめるのも魅力。
製造に時間がかかるだけあって、上質な素材を使ったブライドルレザーは高価です。とはいえ見た目の高級感はもちろん、実用面から考えても一生モノのビジネスバッグに相応しいと言えます。
ちなみに銀面を削いでから蜜やロウを染み込ませるブライドルレザーと、銀面が付いた状態で染み込ませるフルグレインブライドルレザーがあります。
シボで個性と高級感を演出「シュリンクレザー」
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「シュリンクレザー」は、熱や薬品を使って革の表面を縮ませ、シボ(しわ)をつけた革です。シボ自体がデザインとして個性を発揮するほか、傷が目立ちにくいというメリットもあります。
薬品で人工的に収縮(シュリンク)させたものをシュリンクレザーと呼ぶのに対し、機械や手でシボをつけたものを「もみ革」と呼びます。
ワニ革やヘビ革のような主張の強いデザイン「エンボス(型押し)レザー」
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銀面に高温圧プレスで凹凸の模様をつけたものを「エンボスレザー」や「型押しレザー」といいます。ブランドロゴや模様を型押ししたものが挙げられます。
クロコの型押しやヘビの型押しなど、エキゾチックレザーを人工的に作ったものも多く、素人目には本物のエキゾチックレザーと見分けがつきません。高級バッグにもエンボスレザーを採用したものは多いです。
革本来の風合いを楽しめる「ヌメ革」
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植物タンニンなめしを施したあとに染色や加工を施さず、革本来の風合いを残したものが「ヌメ革」です。経年変化が最も顕著に表れるのが特徴。傷やシワ、変色なども含めてエイジングとして楽しめる人におすすめです。
革そのものの特徴を極力残す仕上げなので、色は薄茶色などが多め。そのため、ビジネスバッグとしてはややカジュアル寄りな印象となります。
安いレザーは大体コレ「ガラスレザー」
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革の銀面を削り落とし、合成樹脂や顔料でコーティングしたものが「ガラスレザー」です。リーズナブルなバッグや革靴などに多く採用。手入れなどがほぼ不要で扱いやすい反面、ややチープな印象を与えます。
実用的ではありますが、本格的なビジネスバッグを求める人には不向きでしょう。
一生ものとしては物足りない「エナメル(パテント)レザー」
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銀面を落としてからコーティングするガラスレザーに対し、銀面の上に合成樹脂などで覆うのが「エナメルレザー」や「パテントレザー」です。オペラシューズなどに使われ、水や汚れに比較的強く、ガラスレザーよりは安物感も拭えます。
ただし革の風合いを活かしたレザーと比べると物足りなさは否めません。上質なスムースレザーやブライドルレザーのような自然な光沢ではなく、あくまで人工的な光沢なので、経年使用によりヒビ割れする可能性もあります。
ブリーフケースの「色」の選び方
スーツに合わせるなら「ダーク系ブリーフケース」が王道
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職種やビジネスシーンを選ばず、どんなスーツにも合うビジネスバッグを求めるなら「ブラック」や「ネイビー」、「グレー」のような暗めの色が間違いないでしょう。これは、革靴に当てはめて考えるとわかりやすいです。
世界共通の認識として、スーツの色はネイビーとグレーが定番(日本ではブラックスーツも)。特に結婚式では濃紺スーツやチャコールグレースーツを着るのがマナーです。ビジネスバッグもこれらの色に合わせると違和感なくハマります。
革靴に関しても、ビジネスやフォーマルシーンでは黒色が常識。一方で、茶色の革靴は「カジュアル向き」とされています。最近ではビジネスシーンで茶靴を履く人も増えてはいますが、やはり主流は黒色。実際、ネイビースーツにもグレースーツにも黒色の革靴を合わせるほうがスタイリッシュに見えます。
このことからビジネスバッグにおいても、やはりダークカラーを合わせたほうが、全身で見たときに統一感が生まれるでしょう。また、ダークトーンのレザーには「傷や汚れが目立ちにくい」という実用面でのメリットもあります。
明るい色のブリーフケースは経年変化を楽しみたい人向け
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汎用性を考えると暗めの色のビジネスバッグを選ぶべきですが、ライトブラウンなど明るい色味のビジネスバッグにも魅力はあります。
「経年変化(エイジング)」が顕著に表れるのがそのひとつ。より”革らしさ”を楽しむことができます。また、ほどよくカジュアル感があるため、休日のジャケパンスタイルなどに合わせやすいのも特徴です。
ビジネスシーンにおいても、茶色のバッグを使っているからといって眉をひそめる人はさすがにいないかと思われるので、ブラウン系のレザーアイテムが好みの人は臆せず選んでも問題ないでしょう。
ただし、どれだけ丁寧に扱っても「黒ずみ」や「掠れ」などが目立ちやすいのは事実なので、それらを経年変化と割り切れずに気になってしまう人はやはりダークトーンの色味を選ぶのが無難です。
『革』にこだわった一生もののブリーフケース・ビジネスバッグおすすめ15選
最高品質のカーフを編み込んだおしゃれなデザイン「ココマイスター」のレザーブリーフケース
イタリアのカーフをベースにバケッタ製法という特殊な工法で仕上げた、「マットーネ」という最高級皮革を使用したビジネスバッグ。このマットーネを熟練の職人が手作業で編み込んでいくことで、他にはない独特の表情と光沢感を生み出します。
スムースレザーのブリーフケースはどうしても似たようなデザインになりがちですが、編み込みレザー自体がデザインとして存在感を発揮。ビジネスバッグとしての枠に収まりながらも、オフシーンでも使える汎用性があります。
大きすぎず、それでいて小さすぎないサイズ感も絶妙。上質な素材に充分な量のオイルを染み込ませているので、マメに手入れせずとも美しさを保ったまま経年変化を遂げていきます。
ココマイスターは銀座や神戸などの一等地に店舗を構える高級ブランド。MEN’S EXやLEONといった紳士御用達の雑誌でも頻繁に取り上げられています。カーフ以外にもブライドルレザーのバッグが人気ですが、大量生産ではなく職人が時間をかけて製造するので品薄になることが非常に多いです。一度品切れになると数ヶ月待たされることも。そのため、気になるモデルの在庫があるなら、できるだけ早めに購入を決断するのが吉です。
シンプルだからこそ素材の良さが際立つ「Orobianco(オロビアンコ)」のシボ革ブリーフケース
程よいソフトさに仕上げたレザーを使用。見た目の美しさだけでなく耐久性も兼ね備えています。独自のシュリンクで高級感を演出。キズも目立ちにくいよう作られています。
オロビアンコはイタリア発のファクトリーブランド。看板商品のバッグは、日本のビジネスパーソンからも高い人気を博しています。
イタリアンレザーに機能性を宿した「Montecatini by Boldrini」のビジネスバッグ
レザーの名産地であるイタリアのトスカーナで作られたイタリアンレザーを採用したビジネスバッグ。丸みのあるシルエットがどこか愛嬌のある雰囲気を演出します。PCケースや小物などのポケットが充実しているほか、分厚いレザーを使用しているので型崩れしにくいのも特徴。質実剛健な逸品です。
シボレザーがクールな印象を演出「GOLDMEN」のブリーフケース
銀付き革を加工して「シボ」を生み出した、シュリンクレザーのビジネスバッグです。シボが気品を漂わせながらも、革自体は比較的安価なものを使っているためコストパフォーマンスが優秀。ストラップ備えられた金具パーツもアクセントで、価格以上の高級感を演出します。
ミラノの名門「SERAPIAN」のエンボスレザーバッグ
SERAPIAN(セラピアン)は、1923年に創業したイタリア・ミラノの老舗。世界的にも有名な高級レザーバッグブランドです。「Evolution(エボリューション)」と名づけられたブリーフケースは、型押しレザーを採用。細やかな網目状のような型押しで、シボとはまた違った高級感を演出します。
カーフに型押しを施した「CHAMBORD SELLIER」のビジネスバッグ
1947年創業のフランスブランド、CHAMBORD SELLIER(シャンボールセリエ)が手がけるシンプルなブリーフケース。上質なカーフに型押しを施した独自素材「CALPE」を採用し、シンプルななかに独特の表情を覗かせます。コーナー部分を別パーツで補強するなど、外回りなどのビジネス使用を想定しているのもポイント。
英国靴好きならわかるノーサンプトン品質「TUSTING」のオイルドレザーブリーフケース
イギリスのノーサンプトンと言えば、革靴愛好家なら誰もが知る皮革産業の聖地。TUSTING(タスティング)は、チャーチやクロケット&ジョーンズといったシューズブランドにレザーを提供してきた名門タンナーとしても有名です。そんなタスティングが手がけるブリーフケースは、やはり素材の美しさが最大の特徴。余計な装飾はなく、オイルドレザーによる光沢感で存在感を示します。
イタリア産シュリンクレザーが高評価「FARO」のビジネスバッグ
日本の皮革ブランド、FARO(ファーロ)のブリーフケースはやわらなかシュリンクレザーを採用しています。置いたときに自立するよう底面はある程度のマチ幅を確保しながら、上部は薄い作りに。エレガントなフォルムにセンスを感じさせます。
しっかり自立する安定感も魅力「GLENROYAL(グレンロイヤル)」のブライドルレザーブリーフケース
スコットランド発祥のGLENROYAL(グレンロイヤル)は、ブライドルレザーを得意とするブランド。蜜蝋や牛脂を手作業で染み込ませたブリーフケースは、見た目の重厚感からは想像ができないほど軽量です。ベーシックなデザインながらも貫禄は充分。耐久性も高いです。
男らしいシルエットで機能性も充実「ETTINGER(エッティンガー)」のブリーフケース
英国の名門、エッティンガーのブライドルレザーを使用したブリーフケース。深みのある光沢とゴツゴツとしたシルエットで無骨な雰囲気を醸し出します。やや大きめなので収納量を求める紳士にいいでしょう。
薄マチなシルエットがエレガント「FURLA(フルラ)」の牛革型押しメンズバッグ
イタリアブランドのフルラは、日本では特に女性からの人気が高いですが、メンズアイテムもハイクオリティ。一般的なブリーフケースよりも縦幅が大きくトートバッグ寄りのシルエットが特徴です。薄マチのフォルムも現代的で、カジュアルシーンでも気軽に使えます。クロコ型押しのレザーにはカーフを採用。
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日本製シュリンクレザーがエレガント「PELLE MORBIDA(ペッレ モルビダ)」のビジネスバッグ
高品質な日本製のバッグを手がけるペッレ モルビダのブリーフケースは、独自開発したやわらかなシュリンクレザーが特徴。広めのマチ幅で大容量を確保しながらも、美しいシボの風合いで高級感も備えています。
カーフレザーとピッグスキンで仕立てた「Cisei(シセイ)」のビジネスバッグ
シセイは、イタリアで修行を積んだ日本人のバッグデザイナーが立ち上げたブランド。レザーの本場であるイタリアの工房にてバッグが作られています。このブランドの特徴といえば、オモテもウラも「オールレザー」でバッグを仕立てていること。表地には細やかな型押しを施したカーフレザーを、裏地にはソフトな触り心地のピッグスキンを使用。丸みのあるエレガントなシルエットながら、表地と裏地を共縫いすることで型崩れを防いでいます。
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生産数ごくわずかの超希少な逸品「大峽製鞄(オオバセイホウ)」コードバンブリーフケース
近年では革靴ですら入手が難しくなってきているコードバン製品。大峽製鞄では、革靴や財布よりもはるかに大判の革を必要とするコードバン製のブリーフケースを製造しています。ただし生産数は1年に5個も満たない程度。1個も販売されない年もあるぐらいなので、他とは違うコードバンブリーフケースが欲しい人はこまめにチェックするのがいいでしょう。
小さめながらクロコダイル革が存在感を演出「Rio de piedr(リオ デ ピエドラ)」のエキゾチックレザーブリーフ
リオ デ ピエドラは、エキゾチックレザーのアイテムづくりに50年以上の歴史を持つ日本のブランド。高品質なスモールクロコを使用したクロコダイルのブリーフケースは、豊かな表情と光沢で個性を発揮します。サイズはやや小ぶりですが、タブレットや長財布などは収納可能です。
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ビジネスでガシガシ使うならナイロン製ブリーフケースが良コスパ
ビジネスバッグに機能性を求めるなら、レザーよりもナイロン製が適しているでしょう。耐久性や撥水性において、ナイロン製はレザーの比較にならないほど優れています。
近年では通常のナイロンの5〜7倍程度の強度を持つ「バリスティックナイロン」や「コーデュラナイロン」を使用したブリーフケースも少なくありません。機能性だけでなく、洗練されたデザインのアイテムも多いです。
デートやプレゼンなど大事な予定がある日にはレザーブリーフケースを使用して、雨の日用や出張用としてナイロン製ブリーフケースを用いるのも良いでしょう。
タフに使える『ナイロン』のブリーフケース・ビジネスバッグおすすめ6選
おしゃれな雰囲気と丈夫さを兼ねた「Orobianco(オロビアンコ)」のブリーフケース
オロビアンコは、イタリア・ミラノで創設されたバッグ発祥のファクトリーブランド。日本の洒落者ビジネスマンからも非常に人気が高く、都心を歩いていると見ない日はないほど。なかでもこのバッグは、ナイロンをメイン素材としながら一部にレザーをあしらうことでラグジュアリーな雰囲気に仕上げています。
ナイロンバッグとして使い勝手の良さを維持しながら、おしゃれさも兼ね備えたバランスの良い逸品です。
人気が高くプレゼントにもおすすめな「Paul Smith(ポールスミス)」のナイロンブリーフケース
言わずと知れた英国発祥の人気ブランド、ポールスミス。落ち着きのある端正なスクエアフォルムに、ストライプのハンドルがポールスミスらしさを演出します。コンパクトなシルエットですが、メイン収納を2つ備えていて容量も充分。ゴールドのファスナーなどさり気ないこだわりがおしゃれです。
リーズナブルながら軽量で高品質な「 POTER(ポーター)」のビジネスバッグ
日本を代表するバッグブランド、ポーターのビジネスバッグは機能性の高さがポイント。フルオープンに開くので出し入れしやすく、ポケット数が多いため細かいアイテムもきっちり整理できます。優れた収納力を備えながら、ゴツゴツしておらずスマートなのも魅力です。
高耐久ナイロンが特徴の「TUMI(トゥミ)」のビジネスバッグ
高耐久で機能性に優れたビジネスバッグが有名なトゥミ。生地はバリスティックナイロン素材で引き裂きや摩擦にも強いため、長年愛用することが可能です。大容量でショルダーバッグとしても使えるので、日帰り出張でも重宝するでしょう。
ミリタリースペックで男らしい「BRIEFING(ブリーフィング)」のビジネスバッグ
ブリーフィングは「耐久性のある機能美」を掲げるバッグブランド。ミリタリーアイテムにも使われるバリスティックナイロンを採用したビジネスバッグは、PCやタブレットなどの精密機器も安全に持ち運べます。ゴツゴツした男らしいフォルムのビジネスバッグを求める人におすすめ。
複合素材でスマートな雰囲気の「Felisi(フェリージ)」のビジネスバッグ
イタリアの小さな革工房が発祥のフェリージ。レザーとナイロン、両方のクオリティに定評があるブランドで、2つの素材を組み合わせたビジネスバッグは絶妙なバランスです。扱いやすさを保持しながら、洗練された雰囲気を醸し出します。