【夏のワイシャツ】半袖はNG?クールビズは長袖腕まくりがおしゃれ

夏ワイシャツ

クールビズのワイシャツは半袖を着るべきか長袖を腕まくりするべきか。最初に結論を述べておくと、半袖のワイシャツをかっこよく着こなせる人はごく少数です。

長袖を腕まくりするほうが見栄え的にスマートなスタイルであることは間違いありません。半袖ワイシャツのダボッとしたみっともないシルエットは、洗練されたスーツ男子像とはかけ離れています。長袖をロールアップした袖から覗かせる前腕の色気は、半袖では演出することができません。

とはいえ、ただ長袖のシャツを着れば良いという話ではありません。クールビズファッションはジャケットやネクタイを使用しないぶん、少ないアイテムの組み合わせでおしゃれに見せる必要があります。また、袖のまくり方など、意識する着こなしひとつで印象が大きく変わります。

夏のワイシャツ姿には、ガチガチのスーツスタイルにはない”爽やかさ”を演出できるのがメリット。この記事では夏をおしゃれに過ごすためのワイシャツの選び方と、着こなしのポイントについて紹介します。

目次【本記事の内容】

クールビズのワイシャツは長袖を腕まくりする

ダボダボの半袖シャツを着てはいけない理由

ワイシャツ長袖腕まくり

ジャケットやネクタイとの組み合わせでおしゃれができる冬場と違い、夏のあいだはワイシャツ姿の印象がすべてです。とにかく少しでも涼しさを求めたいなら半袖シャツを着るべきかもしれませんが、男として魅力的でありたいならワイシャツは長袖を選びましょう。

長袖シャツと半袖シャツの一番の違いは、そのシルエット。現在のワイシャツ(欧米ではドレスシャツ)の原型は19世紀から存在し、そのシルエットは男性をスマートに見せるよう設計されています。

半袖ワイシャツ

一方で半袖のワイシャツは、夏の蒸し暑い気候に合わせて1960年代に「ホンコンシャツ」として日本で発売されたのがルーツ。涼しさ重視でシルエットはマヌケな印象が否めません。

「腕の太さの見え方」にも違いがあります。オーバーサイズのTシャツをイメージするとわかりやすいですが、袖口の広い半袖のワイシャツは腕が細く見えます。一方で袖口の締まったポロシャツがそうであるように、長袖シャツを腕まくりで着こなすことで、腕がたくましく見えるのです。

半袖シャツの上からスーツを着るのは論外

半袖シャツの上からスーツを羽織るのは、ビジネスマナーとしてもファッションセンス的にもNG。また、腕にかいた汗がジャケットの袖の裏地に染み込むのもマイナスポイントです。

半袖のワイシャツは、6〜9月のクールビズ期間限定のアイテム。どうせなら、季節問わず一年間使える長袖シャツにお金をかけたほうがお得だと言えるでしょう。

カッコいいワイシャツの腕まくり方法

袖の巻き方に趣向を凝らすことで色気がアップします。と言っても難しいことはなにもありません。

basicroll

まずはカフスの幅に沿って巻いた通常のロールアップです。ロールは上げすぎず下げすぎず、ちょうど肘当たりで止めると全体のシルエットがカッコよくキマります。

クールビズワイシャツ腕まくり方法
Tumblr

ちなみに、3ロール目をカフス幅の半分に折ると、より見た目がシャープになります。

masterroll

もうひとつのおすすめがマスターロールと言われる巻き方で、ミラノまくりとも呼ばれています。

図でわかりづらい人は動画をどうぞ。

カフスの裏地をチラ見せする形になるので、クレリックシャツだと良い具合に差し色が入ります。もちろん同色カフスでもかっこいいです。

masterroll2

一般的なマスターロールは、2回しか巻きませんが、細かく3〜4回に分けて巻き上げたり、カフスの見え具合を調整することで無造作な感じを演出することもできます。

半袖シャツをかっこよく見せるにはオーダーメイドが唯一の方法

半袖シャツオーダー
半袖シャツを着ておしゃれに見せるのは至難のワザ。しかし「涼しさ」に関しては長袖と半袖で雲泥の差があります。長袖を腕まくりしたところで、半袖シャツの通気性には到底かないません。暑さが苦手な人は、意地を張って汗だく状態で長袖シャツを着続けるよりも、「半袖シャツをおしゃれに着こなす」ことを考えたほうが合理的だと言えるでしょう。

半袖シャツを美しく着るためには、何よりもシルエットが重要。脇の下に生地をあまらせず、自分の身体にフィットしたシャツを選ぶことが絶対条件です。これを既成品のシャツで見つけるのはとても困難。そこで唯一無二の方法として挙げられるのが、オーダーシャツです。

百貨店などでオーダーしてもいいですが、夏しか着ない半袖シャツのためにお金をかけるのも少しもったいない話。ネットオーダーなら自分で採寸しなければいけないですが、既成品と同じような値段でジャストフィットの半袖シャツが仕立てられます。

半袖シャツSuit ya
ネットオーダーで圧倒的な人気を誇るのが「Suit ya」です。実店舗なら仕立てるのに1万円は軽く超える高級生地も、6,000〜7,000円前後で作ることが可能。さらに初回の人は1,000円クーポンも発行されるので、既成品の半袖シャツとほとんど変わらない値段でオーダーできます。

オーダー時に色々とデザインが選べますが、襟は「ワイド」、クレリック「なし」、ポケット「なし」、前身頃は「裏前立て」、背中は「ノープリーツ」、ボタンは「高瀬貝の白」、ネーム刺繍は「なし」のシンプルスタイルがおすすめです。

⇒「Suit ya」公式サイトへ

肌着はベージュの「エアリズム」一択!

ワイシャツインナー透ける

白色やサックスブルーのワイシャツの下に、白色の肌着を着るとくっきりと透けてしまいます。どれだけワイシャツの着こなしにこだわっても、Tシャツのラインが浮き出てしまうと不格好。知識のある人は例外なく、肌着はベージュを選びます。ベージュは肌の色に近いため、ワイシャツの上から透けることがありません。

スーツ・ワイシャツ肌着

夏の肌着として圧倒的におすすめなのがユニクロの「エアリズム」。涼感を得るために大事なのは、ワイシャツの生地ではなく直接肌に触れる肌着のほうです。清涼感を実現するインナーとしてエアリズムのクオリティを超えるものは今のところ存在しないでしょう。

通常のエアリズムより少し値は張りますが、「シームレスタイプ」のエアリズムを選ぶことでインナーの凹凸も完全に消えます。また、胸元のボタンを開けたときに肌着が見えてしまわないよう、丸首ではなくVネックを選ぶようにしましょう。

夏をおしゃれに過ごすワイシャツ選び5つのポイント

「襟の形」によって印象が変わる

レギュラーカラー

襟の形によって、与える印象が大きく変わります。量販店で多く販売されているのはレギュラーカラーと呼ばれるもの。良くも悪くも「普通」な印象です。

セミワイドスプレッド

レギュラーカラーよりも襟の開く角度が大きいワイドスプレッドやセミワイドカラー。ネクタイがきれいに収まる襟型ですが、第一ボタンを開けるノーネクタイスタイルでも爽やかに見せられます。

ボタンダウンカラー

襟先をボタンで留めるボタンダウンカラーは、ポロというスポーツが起源で生まれたものです。風で襟が動いてしまわないように作られており、ノーネクタイでも襟の形をキープ。ボタンがデザイン的なアクセントにもなります。

クールビズワイシャツダサい

選んではいけないのが、不必要な装飾が入ったワイシャツ。「二重襟」や「襟とカフスの裏に模様が入ったもの」が代表例です。

カジュアルファッションと違って、スーツなどのドレスアイテムは「正解」が決められています。半袖シャツもそうですが、二重襟や裏地の模様はデザインの正解から逸脱するもの。必ずしも「装飾的=おしゃれ」ではないので注意しましょう。

ワイシャツの色は「白」と「青」が王道!クレリックという選択肢も

白ワイシャツ

ワイシャツの定番色と言えば白色。生地やフィット感にこだわった白ワイシャツはとても美しいです。

青色ワイシャツ

青色(サックスブルー)のワイシャツも白に次ぐ定番色。夏はとくに爽やかさをアピールできます。

チェックワイシャツ

脱定番を狙うならチェックシャツという選択肢も。周りと異なる存在感を発揮できますが、職場環境によってはNGです。

襟と袖の先(カフス)のみ白無地にしたものを、クレリックと呼びます。単色のものより表情が出て、清潔感もあります。

生地は高番手のコットン(綿)が美しい

ワイシャツ生地

近年ではクールマックスなどの清涼生地のワイシャツも多いですが、ワイシャツの生地は清涼感ではなく「高級感」を意識して選びましょう。

清涼感に関しては、直接肌に触れる肌着をエアリズムにすることで対処します(クールマックスを着ようがエアリズムを着ようが暑いものは暑いですが)。

生地の高級感は、使用される素材によって表われるもの。ザラっとしてどこか安っぽさを感じさせるワイシャツは、ポリエステルが入ったいわゆるポリ混生地です。

光沢感のある美しい生地は例外なくコットン製。それも、糸の細い高番手のコットンで縫われています。

ワイシャツの胸ポケットは「無し」が正解

ワイシャツポケット

百貨店などでブランド物のワイシャツなどを見ればわかりますが、品質にこだわったワイシャツは胸ポケットがついていないものがほとんど。胸ポケットはもともとドレスシャツには存在せず、実用性を求めてあとから付けられたものです。

そもそもワイシャツの胸ポケットに煙草を入れたりペンを挿すのはナンセンス。カッコよくワイシャツを着こなすのに、胸ポケットは不要なのです。

ボディラインに沿ったシルエットを選ぶ

夏ワイシャツ選び方

四六時中ワイシャツ姿を披露することとなるサマーシーズンは、当然ですがジャケットを羽織る冬場以上にサイズ感が命。ワキの下あたりに、ダボッとした生地の余りが出た時点でアウトです。

体幹のサイドラインに沿ったシルエットのワイシャツを選ぶことでスマートな印象になります。

おすすめはセミワイドスプレッドの青色シャツ!

夏ワイシャツおすすめ

夏しか着ないのであればボタンダウンシャツでもいいですが、ボタンダウンにネクタイを巻くのは王道ではありません(巻く人も多いですが)。年中着ることも考えると、冬場のネクタイ姿も美しいセミワイドやワイドスプレッドのシャツがおすすめです。

色はやはり定番の白か青を選ぶべき。特にサックスブルーのワイシャツは、蒸し暑い夏に爽やかさをアピールできる色です。もちろん冬場にサックスブルーを着ていても違和感はないので、一枚持っておいて損はないでしょう。

生地やシルエットにもこだわるなら、「葉山シャツ」のものがでおすすめ。140番手のGIZA綿で縫製された生地は、美しい光沢感で男の魅力をワンランクアップします。市販のワイシャツと違って胴回りまで指定できるので、体型に合ったシルエットで着こなせるのも魅力です。

2つのシリーズが展開されていますが、おすすめは『凜』のセミワイド・サックスブルーツイル。中途半端なブランドシャツよりもハイコスパで高品質な一枚です。

⇒葉山シャツ公式サイトへ

オーダーなら半袖シャツから長袖まで自由にカスタマイズできる

オーダーシャツ襟種類

ワイシャツをオーダーで作れば、襟の形や生地の色、素材を自由に指定できます。もちろん身体にジャストフィットしたものを作れるのもオーダーシャツのメリット。最近では1万円以下でコットン製のワイシャツをオーダーできる店も増えています。

長袖シャツだけでなく、半袖のワイシャツをオーダーできる店もあります。どうしても半袖シャツを着たい場合は、オーダーで作るのがいいでしょう。「Suit ya」というネットオーダーのサイトなら、安いもので5,000円から、高級生地を使っても1万円ほどでワイシャツを仕立てられるのでおすすめです。

⇒「Suit ya」公式サイトへ

あのダサい半袖ワイシャツをスマートに着こなすには、ジャストサイズ以外ありえません。よって、たとえ夏しか使用しないとはいえオーダーで作るのが理想。注文する際のデザインの考え方などは、基本的に長袖ワイシャツと同じです。以下記事でオーダーの流れやおすすめデザインなどを紹介しています。

ワイシャツオーダー入門編!おすすめの店や注文の流れ

2016.05.25

クールビズファッションの鍵を握るパンツ(スラックス)

クールビズワイシャツ腕まくり方法
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せっかくジャストサイズの半袖シャツを作ったとしても、白無地のシャツに黒いパンツ、革靴もベルトも黒でおまけにバッグまで黒ではあまりに味気がないですよね。実はワイシャツ以上にクールビズファッションの要となるのがパンツです。爽やかさを追求するなら、ブラック以外のパンツが好ましいでしょう。初挑戦でも手を出しやすいのがグレーやネイビーです。

無地が理想ですが、セットアップスーツで多少柄が入っているものでも流用できなくはないでしょう。グレーパンツには黒のベルトと革靴を合わせると、しまりのあるクールな雰囲気になります。ネイビーパンツには茶系のベルトと革靴が合いますね。

基本ですがベルトと革靴は同じ色にしましょう。

そしてもう一歩踏み込むなら、ベージュやホワイト系のパンツにチャレンジしましょう。明らかに周りと差をつけることができます。

クールビズワイシャツ腕まくり方法
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グレー、ネイビー、ベージュのパンツは持っていて損はないです。無地であれば流用性が高く、秋冬にはジャケットスタイルにも使えます。

また、パンツはテーパードのものがおすすめです。テーパードとはパンツの型の一種で、裾に向かうにつれ細くなる造りになっています。パンツ全体が細いスキニーや、ダボッとした印象になりがちなストレートと違い、足がスラっと長く見える効果があります。

体を鍛えるのも大事

クールビズワイシャツ腕まくり方法
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ワイシャツを最も美しく着こなす方法は、身体を鍛えることです。海外のモデルもショップのマネキンも、みんな逆三角形ボディですよね。こればかりは一朝一夕で成せることでもないので、地道にがんばりましょう。
まず筋トレ以前に、痩せ型の人はともかくメタボ体型の人はお腹を引っ込めることが火急の使命です。ワイシャツのシルエットは体型の影響をモロに受けるので、だらしない身体をどれだけ着飾ってもあまり意味がありません。逆に分厚い胸板とたくましい前腕は、女性の心を鷲掴みにすることができます。

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ちなみに、逆三角形ボディを手に入れるためには大胸筋だけでなく、それと同じぐらい広背筋が重要です。ベンチプレスなどで胸の筋肉はすぐに結果が出ますが、背中のトレーニングはおろそかにしがちです。上半身の上部に厚みを持たせるのはむしろ広背筋なので背中のトレーニングもがんばりましょう。

意外と奥深い夏のスーツスタイル

筋トレは少々ハードルが高いですが、襟の形やシルエットにこだわるだけで充分爽やかな着こなしを披露することが可能です。

ジャケットやネクタイを着用する場合は、夏ならではのこだわりを持ちましょう。ホップサック生地のジャケットやニットタイの着こなしは、不思議とまったく暑苦しい見た目にならず、むしろとても爽やかに見えるのでおすすめです。

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