ブローグシューズの種類と特徴を徹底解説

セミブローグとは

メダリオンやパーフォレーションなどの美しい装飾で足をエレガントに見せるブローグシューズ。クォーターブローグやセミブローグ、フルブローグなど、装飾によって特徴や利用シーンが異なります。

このページでは、ブローグシューズの種類や特徴について徹底解説。装飾パターンによる違いを知り、理想とする用途に適した革靴を選びましょう。

ブローグシューズとは

ブローギングという装飾を施した革靴を、ブローグ(シューズ)と呼びます。
ブローグシューズとは

ブローグシューズとは、穴飾りなどの装飾が入った革靴のことです。装飾には、メダリオンやパーフォレーション、ピンキングがあります。

メダリオン

メダリオンはつま先に施された穴状の装飾のこと。穴でエンブレムなどの模様が描かれます。

キャップトゥの一文字部分や、靴の外周などに配された穴飾りをパーフォレーションといいます。

17世紀前後のアイルランドやスコットランドの労働靴がルーツのブローグシューズは、革靴に空けた穴から雨水などを排出されたと言われています。その名残がメダリオンやパーフォレーションですが、現代の穴飾りは実際に穴が貫通しているわけではありません。また、革靴の穴飾りを総じて「ブローギング」とも呼びます。

部品のつなぎ目などに配されたギザギザの切り込みは、ピンキングという装飾です。

ブローグシューズは、装飾の度合いによって、クォーターブローグ、セミブローグ、フルブローグに種類分けされます。

クォーターブローグ

キャップトゥにパーフォレーションという穴飾りを施した革靴を、クォーターブローグと言います。ブローグシューズの中では装飾は控え目です。
クォーターブローグとは

つま先にメダリオンが無く、キャップトゥの一文字と外周にパーフォレーションを施した革靴を「クォーターブローグ」と言います。

かしこまりすぎず、それでいて派手になりすぎない、程よい装飾が特徴。冠婚葬祭などにはあまり適していませんが、格式ばらない結婚披露宴などは許容範囲かと思います。

仕事用として使う分には問題なく、スーツとの相性もぴったりです。

ちなみに、外周のパーフォレーションがなく、一文字部分のみ穴飾りが施された革靴は「パンチドキャップトゥ」と言います。

セミブローグ

セミブローグとは、メダリオンとパーフォレーションを施した革靴のこと。仕事用としても休日用としても使えます。
セミブローグとは

クォーターブローグの仕様に加えて、メダリオンが施されたものがセミブローグです。

装飾性が強くなるため、フォーマルシーンでは避けた方がいいでしょう。期限が労働靴なので、理論的にはビジネス使用もオーケーです。

都会的とカントリーの中間といった印象で、スーツにもジャケパンスタイルにも合わせやすいです。

フルブローグ

フルブローグとは、ブローギングの装飾に加えて、つま先のラインが「W」の形状になった革靴です。英国では黒靴がビジネス用、茶靴が休日用として定着しています。アメリカンフルブローグや、ブラインドフルブローグといった種類も。
フルブローグとは

つま先の一文字が「W」の形になったものがフルブローグです。日本やアメリカでは、「ウィングチップ」の名で親しまれています。

革靴の中では最も派手なので、職場によっては使用を控えた方が無難。特に外羽根式はかなり存在感が強いです。

スーツにも合いますが、デニムなどのカジュアルスタイルにも似合うのがフルブローグの特徴。茶靴や外羽根式はもちろん、黒の内羽根フルブローグをオフスタイルに合わせてもOK。

アメリカンフルブローグ

つま先の「W」の両端がカカトまで伸びた外羽根フルブローグを「アメリカンフルブローグ」といいます。名前の通り米国で改良が加えられた革靴で、アメリカントラッドのファッションに合うよう作られています。

ブラインドフルブローグ

メダリオンを施していないフルブローグは「ブラインドフルブローグ」と呼ばれています。やや装飾が控えられる分、ビジネス用としては使いやすくなります。日本ではあまり見かける機会の多くないタイプの革靴ですね。

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