プレーントゥの革靴の特徴と利用シーンとは

プレーントゥとは

静かな佇まいが魅力のプレーントゥは、内羽根式・外羽根式ともに汎用性の高い革靴です。種類も豊富で、どのタイプのプレーントゥを履くかによって全体の印象が大きく変わります。

このページでは、プレーントゥの特徴や、種類別の利用シーンを解説。スーツに合わせる場合やデニムに合わせる場合など、用途をイメージしながら理想のプレーントゥを選びましょう。

プレーントゥとは

プレーントゥとは、何も飾りをつけないシンプルなタイプの革靴のことです。
プレーントゥ特徴

つま先に一切の装飾が無い革靴を、プレーントゥと言います。革靴の中では、最も簡素な表情なのが特徴。

靴紐を通す鳩目部分のパーツが平坦なものが内羽根プレーントゥ、覆いかぶさった形状になっているものが外羽根プレーントゥです。

パーツの繋ぎ目が無い、ホールカットというタイプの革靴もあります。

内羽根プレーントゥの利用シーン

装飾のない内羽根プレーントゥは非常にかしこまった印象。夜のフォーマルシーンに最も適した革靴です。
内羽根プレーントゥ

内羽根プレーントゥは、非常にフォーマル度の高い革靴です。タキシードを着用するような夜のパーティでは、光沢のあるパテントレザーの黒色内羽根プレーントゥを合わせるのが正式。通常のカーフレザーをワックスなどで磨き上げてもOKです。

昼フォーマルの主役が内羽根ストレートチップなら、内羽根プレーントゥは夜の主役と言えるでしょう。

普段使いにおいても、余計な装飾のない見た目から、エレガントなスーツスタイルを演出したいときに最適です。

外羽根プレーントゥの利用シーン

仕事用の革靴として活躍するのが外羽根プレーントゥ。羽根の形状によっても大きく印象が変わります。
プレーントゥとは

外羽根プレーントゥは、主に仕事用の靴として重宝します。内羽根式ほどかしこまらず、シンプルながらも機能的な見た目が特徴で、ダブル裾のスラックスとも相性が良いです。

外羽根プレーントゥとは

また、外羽根プレーントゥには、靴紐を通す穴が1〜3つのみで、羽根部分がV字状に広がった「Vフロント」と呼ばれるタイプも。シャープなデザインで、ビジネスはもちろんジーンズなどに合わせても魅力的です。

お洒落な革靴としてオススメのホールカット

ホールカットとは、1枚の革のみで構成した革靴のことです。革靴の中では最もシンプルで、すっきしとした見た目が特徴です。
ホールカットとは

一般的な革靴のように切り取った皮を繋ぎ合わせるのではなく、1枚の革のみで完成させたものを「ホールカット」といいます。

唯一の縫い合わせはカカト部分のみで、革靴な中では最もシンプル。脚をすっきりと見せられます。茶色のホールカットはジャケパンスタイルと相性が良く、イタリア人にも人気の着こなしです。

別名「ワンピース」とも呼ばれるホールカットは、大きな革を必要とするため素材が高級なものが多く、製造技術も高いレベルが求められます。そのため販売価格も比較的高値で、日本ではあまり履いている人も多くないので、周囲とはひと味違うお洒落さをアピールできます。

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