ウィングチップの特徴と種類、利用シーンについて

ウィングチップとは

革靴と種類は数あれど、ウィングチップほど装飾的なものはありません。美しいメダリオンやブローギングなどの装飾は、男の足をエレガントに飾ります。しかし、その華美な装飾性ゆえ、ウィングチップを仕事用やフォーマル用として履いていいのか?という疑問を抱く人も少なくないのではないでしょうか。

このページでは、ウィングチップの特徴や種類、利用シーンについて解説。ウィングチップやフルブローグシューズを理解し、失敗のない着こなしを目指しましょう。

ウィングチップとは

ウィングチップは、メダリオンやパーフォレーションなどの装飾を施した革靴のことで、フルブローグとも呼ばれています。種類が多いのも特徴で、つま先が「W」のカントリーブーツやアメリカンフルブローグもウィングチップの一種。
ウィングチップ種類

ウィングチップとは、つま先(トゥ)部分に「W」のステッチを配した革靴のことです。農耕用の労働靴が起源で、のちに狩猟スポーツ用のカントリーブーツとなり、19世紀後半頃から紳士靴としても履かれるようになりました。

穴状の装飾が施されのもウィングチップの特徴。装飾には、つま先部分のメダリオン、パーツの繋ぎ目に大小の穴を配したパーフォレーション、ギザギザ模様のピンギングがあり、それら全ての装飾が施されたウィングチップは「フルブローグ」とも呼ばれています。

内羽根ウィングチップは英国で生まれましたが、20世紀末にアメリカへと伝わった際に、誰にでも履きやすい靴にするために手が加えられました。

アメリカンフルブローグ

アメリカ流のフルブローグは「アメリカンフルブローグ」と呼ばれ、つま先の「W」がカカトまで伸びていることと、外羽根式であること、靴底がダブル(二重)ソールであることなどが特徴です。

内羽根ウィングチップの利用シーン

内羽根ウィングチップは、冠婚葬祭には適していませんが、仕事用としてスーツに合わせるのはOK。ただし、派手な革靴なので自身の職場環境を考慮する必要はあります。
内羽根ウィングチップ特徴

革靴は、装飾が少ないほどフォーマルになります。そのため、ストレートチップやプレーントゥに比べると格式は低め。とは言え、ビジネスシーンでの着用は問題ありません。ルーツも労働靴ですからね。

ただし、派手な革靴であることは事実なので、自分の職場環境などを考慮した上でスーツに合わせるかどうかを決めましょう。特に茶色のウィングチップは、内羽根式であってもかなりの存在感です。

ちなみに英国では、黒の内羽根ウィングチップはビジネス用、茶色の内羽根ウィングチップは休日用として考えられています。

外羽根ウィングチップの利用シーン

外羽根ウィングチップは、主に休日のコーディネート向きです。ジャケパンスタイルやデニムと好相性。
外羽根ウィングチップ特徴

外羽根式のウィングチップは、黒色のものも茶色のものも革靴の中では最もカジュアル寄りに属します。スーツに合わせても違和感はありませんが、ドレスカジュアル用として考えるのが基本。

美しい装飾と重厚感が特徴の外羽根ウィングチップは、ジャケパンスタイルと非常に相性がいいです。デニムに合わせてもお洒落なので、休日用の革靴としてはとても重宝します。

よりインパクトの強いアメリカンフルブローグなどは、その名の通りアメリカントラッドなコーディネートと相性抜群です。

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