Suit Yaは生地が評判良し!3万円台で8万円品質のスーツも夢じゃない

Suitya評判

オーダースーツ界隈でここ数年注目度を高めている「Suit ya」。実店舗を持たずネットオーダー専門という運営方針により、上質な生地のスーツを低価格で仕立てることに成功しています。

スーツは基本的に安いものを求めるほど生地や縫製がチープになるもの。街のオーダースーツ点で安物スーツを仕立てると、ドン・キホーテの5千円スーツと同レベルの生地あることも少なくありません。

その点「Suit ya」の生地は、29,800円〜の値段で倍以上の価値をもつクオリティといっても大げさではありません。今やお洒落に気を遣う紳士たちの有力な選択肢だと言えるでしょう。一方で、ネットオーダーゆえのデメリットや注意点があるのも事実です。

このページでは、「Suit ya」でオーダースーツを注文するうえでのメリットやデメリット、レビューなどを紹介!オーダースーツ初心者でもかっこいいスーツが仕立てられるよう、デザインの選び方や注文手順についても解説します。

目次【本記事の内容】



3〜5万円で理想のスーツを仕立てられる「Suit ya」

Suityaレビュー

生地や縫製、ブランドネームなど、スーツの品質を求め続けるとキリがありません。一流のブランドでフルオーダーで仕立てると、50万円以上かかることもあります。

そもそもスーツは消耗品。さらに高級生地であるほど脆くなります。ラペル(下衿)の幅など多少のトレンドもあるので、「5年保たせる」ことを目的にスーツを買うのが現実的です。

もちろんお金をかけられる人は10万円前後かけて一張羅を仕立てるのがいいですが、どうせお金をかけるなら数年以内に寿命を迎えるスーツよりも、一生モノとして使える革靴や財布といったレザーアイテムを買うほうが得策といえます。

そこで、「ハイコスパで5年以上着ることも可能なスーツ」としておすすめなのが『Suit ya』。ネット専門のオーダースーツ店という他にはない運営スタイルで上質生地の低価格化を実現し、年々その知名度を上げています。

「Suit ya」なら3〜5万円程度の予算で、ビジネスでもフォーマルでも使えるジャストフィットのスーツを仕立てることが可能です。

⇒「Suit ya」公式サイトへ

「Suit ya」のメリット

suit ya 評判

「Suit ya」は生地が豊富!高級生地のスーツも低価格で

Suitya生地種類

「Suit ya」の魅力は、生地の豊富さと価格の安さ。時期によって生地のラインナップは異なりますが、並のオーダースーツ店よりも多彩な生地を取り扱っています。

本来なら10万円以上してもおかしくない「エルメネジルドゼニア(Ermenegildo Zegna)」や「ロロピアーナ(Loro Piana)」といったイタリアの最高級生地のスーツを、6万円前後の値段で仕立てることができます。

「カノニコ(CANONICO)」や「レダ(REDA)」といった洒落者から高い人気を誇るイタリア生地も、5万円以下の価格でオーダーすることが可能。そのほかにも本来なら8万円以上はしそうな、Super100’sやSuper120’sといった上質ウール生地スーツが3万円台で入手できます。

これらの低価格を可能としているのも、ネット受注限定という運営方針だからこそ。店舗を構えず余計な人件費や土地代カットすることで、他ではありえないコストパフォーマンスを実現しています。

工場をベトナムに構えているのも低コストの理由。アジアの工場に製造を発注するスーツブランドやオーダースーツ店は少なくないですが、「Suit ya」では自社で工場を保有しています。日本人の熟練スタッフが管理しているため、縫製などのクオリティも見事なもの。手作業による裁断や丁寧な丸縫いによって、立体的なスーツに仕上がります。

ちなみに初回オーダーの場合は、会員登録時に1,000円オフのクーポンが貰えます。

■「Suit ya」の生地一覧

※時期により取り扱いがない場合あり

【イタリアメーカー】
・Zegna(ゼニア)
・Kiton(キートン)
・Loro Piana(ロロ・ピアーナ)
・Canonico(カノニコ)
・REDA(レダ)
・Corneliani(コルネリアーニ)
・TRABALDO TOGNA(トラバルド・トーニャ)
・E.THOMAS(イー・トーマス)
・Colombo(コロンボ)
・TALLIA DI DELFINO(タリア・ディ・デルフィノ)
・Tollegno(トレーニョ)
・Piacenza(ピアチェンザ)
・Angelico(アンジェリコ)
・DRAGO(ドラゴ)
・Guabello(グアベロ)
・Marzotto(マルゾット)

【フランスメーカー】
・Dormel(ドーメル)

【ポルトガルメーカー】
・Paulo Oliveira(パウロ・オリベイラ)

・その他ノーブランド生地

生地の聖地であるイタリアを中心に、ヨーロッパの上質ファブリックメーカーの生地を取り揃えています。特にゼニア、キートン、ロロ・ピアーナはスーツ男子なら誰もが憧れるブランド。一方でコスパ抜群のノーブランド生地も侮れません。

カスタムの自由度高し!店舗型ではないぶんじっくり検討できる

オーダースーツの醍醐味といえば、デザインや仕様を自由に決められること。ラペルの形状やボタンの数など、一つひとつのディティールを自分の好きなように選べるのは、既製品のスーツにはない楽しみです。

特にこだわりたいのが、ポケットのデザインやスラックスのプリーツ、ボタンの素材などです。ネット注文なので店員さんの意見などは聞けませんが、裏を返せばじっくり選べるということ。その場の雰囲気に流されて余計なオプションを上乗せしてしまうことがありません。

ビジネススーツやフォーマルスーツを仕立てるうえである程度の「正解」は存在するので、後述するオーダーの手順を参考にしてもらえれば失敗することはまずないでしょう。

意外なほどジャストサイズ

Suitya丈

ネットオーダーで一番気になる点が、「本当に希望のサイズが届くかどうか」というところ。しかし「Suit ya」で実際に仕立ててみると、意外なほど違和感なく理想のサイズ感のスーツが届きます。

採寸する箇所はジャケット用に「首回り」「着丈」「肩幅」「袖丈」「手首」「二の腕」「胸囲」「胴回り」。スラックス用に「ウェスト」「ヒップ」「太もも」「股上」「パンツ丈」を採寸して入力します。

さすがに自分自身でこれらの採寸はできないので、友人や家族などに測ってもらいましょう。「Suit ya」の公式サイトにて写真や動画で採寸方法が解説されているので、素人でもスムーズに採寸できます。

ちなみに「Suit ya」では創業以来膨大な体型データが蓄積されています。そのため入力したサイズにおかしい点があると、注文後に「○ cmといただきましたが、バランスから致しますと通常○cm前後となります。」と再採寸を促すメールを届けてくれます。

「いちいち採寸するのが面倒!」という人は、「自己オート採寸」というシステムを使えば手間なく注文が可能。身長と体重、そして希望のフィット感(スリム/レギュラー/ゆったり)を選ぶだけで、蓄積された体型データからサイズを計算してスーツが作られます。この「自己オート採寸」はかなり精度が高いので、細かいサイズ感まではいちいち気にしないという人には充分だと言えるでしょう。

さらに「ジャストサイズ保証」の制度があるのも注目すべき点。もしもサイズが気に入らなかった場合は、初回の1着目1回に限り「Suit ya」の縫製工場で無料お直しに対応してもらえます。

⇒「Suit ya」公式サイトへ

「Suit ya」のデメリット

suit ya トラブル

実店舗がないので自己採寸が面倒(メールで指摘してくれるので採寸トラブルの心配はなし)

店舗型のオーダースーツ店の場合、採寸は店員さんにやってもらえます。細かくサイズを入力したい場合に、友人や家族へ採寸をしてもらわないといけないのは「Suit ya」の一番のデメリットだと言えるでしょう。

どうしても採寸が面倒な人は、身長や体重を入力するだけの「自己オート採寸」を利用しましょう。これでも充分なフィット感のスーツが届きます。

高級生地のスーツが低価格で仕立てられるプラス面を考えれば、採寸の手間ぐらいは我慢したいところですね。

知識ゼロで適当に「Suit ya」で注文すると最悪の一着に

ネットオーダーの場合、店員さんと会話しながらデザインを決めるわけではないので、スーツの知識が全く無い人にはややハードルが高いかもしれません。

たとえば衿の形ひとつにしても、つり上がった形の「ピークドラペル」を選んでしまうとビジネススーツとしてあまり相応しくないものになってしまいます。

スーツのデザインに関しては、後述する手順を見ながら選べば間違えることはありません。

逆に店員さんに高額なオプションを売りつけられる心配がないので、そういう意味ではネットオーダーは初心者向きとも言えます。

「Suit ya」はなかなか届かない?あくまでオーダースーツなので納期に約一ヶ月かかる

「Suit ya」に限らず、オーダースーツは注文してすぐに手元に渡されるものではありません。注文を受けてから製作するので、納品には時間がかかります。

「Suit ya」の納期は30日程度。オーダースーツ店としては平均的です。

そのため、結婚式に参加する予定などで「○日までに間に合わせたい」といった事情があるなら、早めに注文しておきましょう。

「ネット注文型オーダースーツ店」の種類や特性については、以下の記事でも詳細に解説しています。

オーダースーツネット

オーダースーツはネット注文が便利!おすすめの店やデザインの決め方

2019.04.07

「Suit ya」で”良いスーツ”を注文するための3つのポイント

Suit ya初心者

①生地の高級感

Suitya品質

スーツのウール生地は、艶があってなめらかなものほど高級感があって美しいです。わかりやすい指標が「Super90‘s」のような値。これはウールの原毛の太さを表わしていて、数値が上がるほど細くなり、繊細で美しい生地が仕上がります。

もちろん糸の細さ(番手)や織り方によっても生地の印象は変わりますが、「Super○○’s」の数字が基準の一つであることを知っておいて損はないでしょう。

一方で、「ウール10%、ポリエステル90%」のように化繊が多く混ざると素人目にもわかるほど「安っぽさ」が出てしまいます。特に激安店などで1万円以下で売られているポリエステル100%のスーツは、不自然にツルツルとした手触りと、テカテカとした光沢でかなりの残念感が出てしまいます。

②生地の耐久性

Suitya生地レビュー

仕事着として頻繁に着るなら、耐久性も重要になってきます。せっかくこだわって仕立てたスーツも、簡単にダメになるようではお金の無駄遣いです。

ここで問題となってくるのが、スーツは「高級であるほど脆い」ということ。細い原毛は繊細ですがそれだけに耐久性が低くなります。「Super140’s」のような生地のスーツは美しいですが、頻繁に着ていると割と短期間で、まるで使い古しの学生服のように膝やお尻部分の「艶」が「テカり」に変わっていくでしょう。

つまり、良いスーツの定義は用途によって変わってくるということ。結婚式に参列するときや式典に参加するときなど、ここぞというときだけに着る「一張羅」なら、とにかく美しさやかっこよさにこだわればいいでしょう。一方で週に2〜3回ペースで着る「ビジネススーツ」の場合は、美しさと耐久性のバランスが大事になってきます。

③身体にフィットするサイズ感

Suitya比較

どれだけ上等な生地を使ったスーツでも、サイズが合っていなければ宝の持ち腐れ。逆に言えば、生地がそこまで高価でなくても、きちんと身体に合ったスーツを着ていればそれなりにカッコよく見えるものです。

カジュアルファッションであればオーバーサイズのジャケットも選択肢のひとつですが、ビジネススーツやフォーマルスーツの場合はジャストサイズ一択。ダボダボのスーツを着たサラリーマンを見て、おしゃれだと感じる人はまずいないでしょう。

また、細身シルエットにこだわるあまり、ピチピチのスーツを選ぶ人もいますがこれもナンセンス。着ている本人は細身スーツでキメているつもりかもしれませんが、ジャケットやパンツに横皺がピチッと入った全身タイツのようなスーツは女性ウケもよくありません。

ジャケットは肩幅が合い、腰にかけて程よく絞られたドレイプ(シワ)の美しいものを。袖の長さはワイシャツのカフスが少し見えるぐらいが、裾はお尻がギリギリ隠れるぐらいが理想です。

スラックスで特に重要なのは裾の長さ。中高年世代はワンクッションやハーフクッションが多いですが、ややダボッとした印象になります。脚が美しく見えるのはノークッション。しかし靴下が見えてしまうのはNGなので、ギリギリ革靴にかかるぐらいの0.2クッションあたりを目指しましょう。センタークリース(真ん中の折り目)が一番下まで垂直にストンと落ちるようなイメージです。

ちなみに手持ちのスラックスで裾丈がハーフクッションの人は、修理屋さんなどで裾上げをするだけでも随分イメージが変わりますよ。「Suit ya」ではジャストサイズ保証によって一回なら無料修理ができるので、サイズミスがあっても安心ですね。

また、公式ページで各部位の正しい採寸方法が紹介されています。部位ごとに動画も添えられているので、確認しながら採寸すれば失敗も防げるでしょう。

スーツの色や柄の決め方

ビジネス専用のスーツなら柄や色はある程度自由に決めてOK

suityaビジネススーツ

せっかく高級生地のスーツを割安で仕立てられるといっても、ビジネスで使うなら耐久性にも気を配るべきです。

生地の質にこだわりすぎて細番手のスーツを購入しても、週に2〜3回のペースで着ていると案外早く寿命を迎えてしまうもの。5年は使うことを見越して、ある程度丈夫な生地を選びましょう。

色はネイビーやグレーが定番ですが、すでに何着か持っているならブラウンという選択肢も。柄は無地かストライプがベターで、少し攻めるならチェック柄を選ぶのもありです。

結婚式にも着ていくなら高級感も必要!無地で暗めの色を選ぶ

Suitya結婚式

ビジネススーツとしてだけでなく、結婚式にも着ていけるようなスーツを求めるなら生地にもこだわりを。耐久性とのバランスを考えて、Super100’s〜Super120’sほどの生地を選ぶのがベターです。

結婚式の場合、明るい色は基本的にNG。特にライトグレーは新郎とかぶってしまう可能性もあるので避けましょう。ダークネイビーや、チャコールグレー(濃いグレー)が王道です。

ブラックでも問題ないですが、日本のビジネスマンはブラックスーツの比率が異常に多いので、せっかくオーダーメイドで仕立てても量産型サラリーマンになってしまいます。国際的な認識としてスーツの定番はネイビーかグレーなので、どちらかを選んでおけば間違いないでしょう。

柄については、くっきりとラインがわかるストライプなどは避けるべき。生地の色と同化したシャドウストライプなどは許容範囲です。むしろ柄のないソリッドスーツは意外とおすすめで、シンプルなぶん洗練された印象に見えます。

普段ついつい柄入りのスーツを手にとってしまう人は、無地のスーツに挑戦してみるのもいいでしょう。スーツの場合、無地でも地味な印象にはならないものです。

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「Suit ya」で「理想の一着」をオーダーするための手順

1.生地はウール100%がおすすめ(多用途で着るならSuper100’s〜Super120’s)

Suityaスーツ

豊富な種類を取り扱っているので生地は迷うところですが、まずは色から絞ると選びやすいでしょう。

ビジネスでもフォーマルでも使うなら、ネイビーやチャコールグレーを。おすすめはウール100%の表記がある生地や、Super100’s〜Super120’sの生地です。

2.ボタンの数は2つが定番

suit-yaジャケット

ボタンは特にこだわりがなければ、定番の2つボタンを選びましょう。

3.ラベル(衿)の形状を選ぶ

suit-yaラペル

ビジネスで使うならラペルは「ノッチドラペル」を選びます。

4.ベント(ジャケットの裾)の形状を選ぶ

suit-yaベント

既製品のスーツなどは真ん中に切れ込みの入ったセンターベントが多数派ですが、ここでのおすすめは両端に切れ込みを入れたセンターベント。クラシックな雰囲気の後ろ姿を演出できるとともに、身体へのフィット感も増します。

5.ポケットのデザインを選ぶ

suit-yaポケット

斜めの形状をした「スラントポケット」が一見お洒落に見えるかもしれませんが、結婚式でも着用するなら「ノーマル」もしくは「チェンジ」を選ぶのが正解です。

スラントポケットは本来、馬にまたがって前傾姿勢になったときのことを考慮して斜めに作られたのがルール。つまり「屋外仕様」です。結婚式のようなフォーマルシーンでは「室内仕様」であるノーマルポケットが正式となります。

小さなポケットがついた「チェンジポケット」は小銭入れとしての仕様ですが、装飾的な意味合いが強いです。ブリティッシュ(英国的)な雰囲気を演出したいなら選んでみてもいいでしょう。

ビジネスメインで着るなら「スラント」や「スラントチェンジ」、カジュアルジャケットを仕立てるなら「アウトポケット」を選ぶのもアリです。

6.袖口はオーダースーツならではの「本切羽」がおすすめ

suit-ya本切羽

袖口は「本切羽」がおすすめです。「ノーマル」は既製品スーツで使われる仕様で、ボタンは開閉できずただの装飾。ビスポーク(オーダーメイド)や高級スーツならではの本切羽を、追加料金無しで選べるのはなかなかお得感があります。

「重ねボタン」もオーダーメイドやならではなので、こちらを選ぶのもいいと思います。

7.パンツの裾の仕様を選ぶ

suit-yaスラックス裾

ビジネス、フォーマル両方で着用するなら「シングル」一択です。

「ダブル」の裾は泥よけのために折り返したのがルーツなので屋外で履くための仕様。結婚式などには向きません。

ビジネス専用で履くならダブルもアリ。折り返し幅は、「Suit Ya」の注文画面では4センチが流行りと書いていますが、3.5センチのほうが脚をスマートに見せられるのでおすすめです。

8.パンツのタック本数を選ぶ

suit-yaタック本数

タック(プリーツ)とは、スラックスの腰回りに施される「折り目(ヒダ)」のこと。実はこのプリーツの本数は、非常に迷うところです。

2015年ぐらいまでは「ノープリーツ」が圧倒的な多数派でした。ところがここ数年「クラシック回帰」と呼ばれるトレンドによって、プリーツ入りのパンツに人気が出始めています。

おすすめは、クラシックを意識しつつも控えめな「1プリーツ」。もっと攻めたいなら「2プリーツ」にトライしてもいいでしょう。

多少のトレンドがあるとはいえどれを選んでも不正解ではなく、無難に「ノープリーツ」を選んでもOKです。

9.裏地はオールシーズン着るなら「総裏」

suit-ya裏地

裏地に関しては「どの季節をメインに使うか」で決めましょう。とはいえ夏場はほとんどの人がジャケットは脱ぐはず。

春・秋・冬の3シーズン使用を想定するなら、総裏一択です。

10.裏地の柄を選ぶ

suit-ya裏地柄

裏地の生地柄は、好みで選んでOK。シンプルに表地と同系色で選んでも良し、ペイズリーのようなオーダースーツならではの柄でさり気なく主張するのも良しです。

ただしベストも一緒に仕立てる場合は注意が必要。ベストの背中の生地には、ジャケットの裏地と同じものが使われるので、派手すぎるものは避けたほうが無難です。

11.ボタンは意外と重要!「水牛黒」がおすすめ

suit-yaボタン素材

実は侮ってはいけないのがボタンの素材。小さなパーツに思えますが、どれだけ高級な生地を使っていても、ボタンがチープなプラスチックだと安っぽく見えてしまいます。裏を返すと、ボタンに高級感があればスーツ自体の印象が格上げされるのです。

その点「Suit ya」のボタンは、マーブル柄など安っぽく見えないよう工夫がされています。そのなかでもおすすめなのが「水牛黒」。天然素材の水牛ボタンにも関わらず、追加料金が取られないのはかなりお得です。

特にこだわりがないなら、迷わず「水牛黒」を選びましょう。

12.パンツの本数を選ぶ

suit-yaパンツ本数

立ったり座ったりで擦れることの多いパンツは、お尻や膝がテカテカになったり破れたりして、ほとんどの場合ジャケットよりも早く寿命を迎えます。

既製品スーツを買ったことのある人で、ジャケットは着れるけどパンツだけダメになったという経験をした人も多いのではないでしょうか。オーダースーツならではの「ツーパンツ」や「スリーパンツ」といったオプションは、仕事で日常的にスーツを着回す人にとっては損のない選択です。

おすすめは「ツーパンツ」ですが、必要以上にお金をかけたくないなら追加する必要はありません。

13.スリーピーススタイルも楽しむなら「ベスト」も追加

suit-yaベスト

スーツの世界では「セットアップ(ジャケット+パンツ)」よりも「スリーピース(ジャケット+ベスト+パンツ)」のほうがフォーマルとされています。

とはいえ結婚式のゲスト参列者は実際のところセットアップで着ている人が多いので、結婚式用として無理にベストを仕立てる必要はありません。

「ここぞというときにスリーピースでキメたい」「ベストで周りと差をつけたい」など、お洒落目的のアイテムとしてベストがあれば重宝します。

料金を上乗せすれば「襟付き」や「総スーツ地」なども選べますが、こだわりが特にないなら定番の「襟なしベスト」で充分。後ろ側がスーツの裏地と同じ生地になるので、あまり派手な柄を選ばないよう注意しましょう。

14.その他オプション

オプションに関しては基本的にデフォルトでOK。オプションを上乗せすることで通常よりもランクアップできる部分もります。なかでも「ラペル幅」「胸ポケット」は仕様変更する価値あり。ベルトを使わず、ブレイシーズ(サスペンダー)で吊るすスタイルに挑戦するなら「サイドアジャスターあり」「ベルトループなし」にします(上級者向き)。詳細は以下の表を参考にしてください。

ネーム刺繍 「なし」でOK
ボタンホール色 「表地と同系色」でOK
AMFステッチ 「なし」でOK
AMF糸色指定 「なし」でOK
サイドアジャスター 「なし」でOK / ベルトレスで履きたいなら「あり」
ラペル幅 「レギュラー」でOK / トレンドのクラシック感を出すなら「ワイド」
肩パッド 「通常」でOK
胸ポケット 「通常」でOK / 洒落た感じを演出するなら「パルカポケット」
車椅子仕様 車椅子の方向けの特別仕様です
パンツ滑り止め 「なし」でOK
タキシード仕様 スーツの場合「なし」
ベルトループ 基本は「あり」/ ブレイシーズで吊るすなら「なし」

15.サイズを測る

サイズの入力は、注文完了の直前に行ないます。「自己オート採寸」を使えば細かいサイズ入力をしなくもそれなりにフィット感のあるスーツを仕立ててもらえますが、せっかくのオーダースーツなので可能であれば自身で計測して入力しましょう。

計測に関して自信がなければ、公式サイトで動画などを見ながら測ればOK。明らかに間違えた数値を打ち込んだ場合、「Suit ya」から本当に合っているか確認のメールが届くので安心です。

また、すでに手元にジャストサイズのスーツがある場合は、そのスーツのサイズを入力してり、そのスーツを郵送して採寸代行してもらうことも可能です。

万が一思っていたサイズと違うものが届いたとしても「ジャストサイズ保証」があるので、サイズ感に関して失敗することはほぼ無いと言えるでしょう。

⇒「Suit ya」公式サイトへ

「Suit ya」はオーダーシャツのクオリティも高いと評判

suityaシャツ

「Suit ya」では、シャツのオーダーメイドも可能です。シャツに関しても生地の取り扱いが多く、コスパもおそろしく優れています。

安い生地であれば4,980円で、コットン100%のオーダーシャツを仕立てることが可能。スーツカンパニーやスーツセレクトなどのポリ混紡生地の既製シャツがほぼ同等の値段であることを考えると、いかにお得かがうかがえます。

オーダースーツと同時に仕立てるとサイズ入力の二度手間を省けるのでおすすめ。オフィス内や居酒屋など、ジャケットを脱ぐ機会はなにかと多いのでシャツもジャストサイズであるべきです。

シャツに関してもスーツ同様「クラシックスタイル」がおすすめ。まずは使い回しやすい白やサックスブルーで、ワイドスプレッドカラーからトライするのがいいでしょう。

シャツのデザイン選びで迷いそうな人は、以下の生地でオーダーシャツのいろはについて解説しているので参考にしてください。

ワイシャツオーダー

ワイシャツオーダー入門編!おすすめの店や注文の流れワイシャツオーダー入門編!おすすめの店や注文の流れワイシャツオーダー入門編!おすすめの店や注文の流れワイシャツオーダー入門編!おすすめの店や注文の流れ

2019.08.06

「Suit ya」の評判・レビューをチェック

■「Suit ya」の評判①

これまでは店舗ありのテーラーでオーダーしていましたが、 ホームページを見つけて、半信半疑で注文しました。
追加料金がかからない値段設定もとても安心しましたし、 豊富なオプションにも驚きましたが、 届いたスーツを見てさらに衝撃を受けました。
丁寧な仕事ぶりが伝わるスーツで、そこから毎年季節毎にオーダーをお願いしています。

生地や縫製のクオリティについて、「Suit ya」は非常に評判がいいです。

■「Suit ya」の評判②

ネットでのオーダーは採寸が上手くできるのかが心配でしたが、
Suit Yaさんではジャストサイズ保証があるので思い切って注文してみることに。
既製品ではサイズか、生地・デザイン重視かを選ばざるを得ませんでしたが、
どちらも妥協することなくスーツを手に入れることができました。
これはやみつきになりそうです。

採寸が面倒なのはネットオーダースーツのデメリット。しかし、万が一サイズに納得できない場合も「ジャストサイズ保証」があるので、安心して注文ができます。

■「Suit ya」の評判③

仕事柄カジュアルな格好はできず、スーツが必須、さらにお客様や取引先など、人と会う 機会が多いため、見た目も良く、快適に着られるスーツを探していました。
大柄なので着心地が良いとサイズが大きく、見た目を求めるとサイズがきつくなっていたのですが、オーダースーツで着心地も綺麗なラインも手に入れることができました。
既製スーツはもう着られないですね。

ビジネス用のスーツはもちろん、冠婚葬祭のためのフォーマルスーツや休日用のジャケットも注文可能。量販店とほとんど変わらない値段で、量販店よりも高品質なものを仕立てられます。

■「Suit ya」の評判④

たくさんの種類から選べる裏地やボタンは、生地と合わせてどう仕上がっているのか、 毎回届くのを楽しみにしています。
通常は追加料金がかかるお台場仕上げや本切羽などが無料オプションというのは私にとって非常に嬉しい特典です。
この価格を保つのは大変な企業努力があってこそだろうと感じています。

2着目や3着目には、ブレザー仕様やダブルブレストなど挑戦的なデザインで注文してみるのもありですね。

オーダースーツ初心者こそ「Suit ya」がおすすめ!

Suitya生地
【「Suit ya」でオーダースーツを作るのに向いている人】
・上質な生地を使った「勝負スーツ」が欲しい
・体型に合ったオーダースーツを手頃な値段で仕立てたい
・スーツのデザインや仕様を焦らずじっくりと選びたい

「とにかく安いオーダースーツ」なら、2万円前後で仕立てられる店が他にもあります。ただし安かろう悪かろうで、ドン・キホーテで売られているようなポリエステル丸出しの生地というケースがほとんど。それなら同じ値段の既製品スーツのほうがまだマシです。

「Suit ya」の強みは、上質な生地のスーツが破格の値段で仕立てられるところ。ロロピアーナやカノニコといった世界屈指のファブリックメーカーの生地はまさに紳士の憧れです。ブランド生地だけでなく、「Suit ya」のラインナップのなかで最も安い29,800円のウール100%スーツも、本来なら50,000円を超えてもなんら不思議ではないクオリティを誇ります。

ただし「Suit ya」はネットオーダー専用とすることでこのコスパを実現しているため、店舗がありません。そのためスーツの知識がない人は、このページで解説した手順に沿ってオーダーすることをおすすめします。

実店舗型のオーダースーツ店の場合だと店員さんと相談することができますが、その反面接客されながらの注文は判断能力が低下するもの。気づいたら本来意図しないオプションを付けてしまうのは一つのあるあるネタです。

現場の空気に流されることなく、じっくりとデザインやオプションを選べるのは、ネットオーダーの隠れたメリットだと言えるでしょう。

⇒「Suit ya」公式サイトへ


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