クールビズもすっかり浸透し、日本の夏のビジネススタイルはノーネクタイが当たり前となりました。
もはや、夏場に暑い思いをしてまでネクタイを巻く必要性はまったくもってありません。しかし、ビジネスファッションにこだわりのあるスーツ男子は夏だからこそネクタイを巻いて周囲と差をつけます。
そして、夏の暑さでこそ活躍できるのがニットタイです。その涼しげな見た目は、ノーネクタイ以上の爽やかな印象を与えることができるでしょう。このページでは、クールビズをおしゃれに過ごすニットタイの選び方について解説します。
目次【本記事の内容】
- 1.ニットタイならクールビズでも簡単におしゃれができる
- 2.夏のニットタイはシルクかコットン素材を選ぶ
- 3.ニットタイの柄の種類
- 3-1.ワイシャツに合わせるなら「無地」のニットタイが無難
- 3-2.「ドット柄」のニットタイは小さめの水玉がおすすめ
- 3-3.「ボーダー柄」のニットタイはカジュアルになりすぎないよう注意
- 4.ニットタイを使った夏のクールビズコーディネート
- 4-1.無地のシャツに合うニットタイ
- 4-2.ストライプやチェックのシャツに合うニットタイ
- 5.夏のワイシャツは半袖ではなく長袖を選ぶ
ニットタイならクールビズでも簡単におしゃれができる
ワイシャツはネクタイと合わせるほうが、やはり本来の魅力を発揮することができます。ニットタイひとつあれば、クールビズのファッションにおいて簡単に周囲と差をつけることができるのです。
もちろん、うだるような暑さを我慢しながら巻いた挙句、滝のような汗を流してしまっては本末転倒。それはお洒落でもなんでもありません。環境に適したスタイルを選ぶことがファッションの基本です。
ただ、半年近くあるクールビズ期間で、毎日を無思考にノーネクタイで過ごしていても面白くはありません。大事な飲み会や、ここぞという勝負デートでお洒落にきめたいときにニットタイ活躍するのがいいでしょう。いつもより涼しげな日にふと気分転換にニットタイを巻いてみるのもいいですね。
夏のニットタイはシルクかコットン素材を選ぶ
クールビズでニットタイを巻くなら、素材はシルクやコットンが合っています。ウールやカシミヤ素材のニットタイもありますが、こちらは冬用なので間違えないようにしましょう。見比べると違いは一目瞭然です。上の写真のように、見るからに涼しそうな薄手のものがおすすめ。
こちらはウール素材。見るからに暖かそうですね。
ニットタイの柄の種類
ワイシャツに合わせるなら「無地」のニットタイが無難
ニットタイはモノ自体の主張が強いので、無地でも充分に存在感を発揮することができます。逆にボーダーやストライプが入ると、その素材感からカジュアル向きの印象が強くなります。
ニットの脱力感を出しつつエレガントさを残すならやはり無地が良いでしょう。実際にビジネスファッション系のお店でも、通常のネクタイはストライプ柄が多いのに対し、ニットタイは無地のものが多く取り揃えられています。
また、多くのシルク製ニットタイは剣先の無いスクエアカットという形ですが、なかには通常のネクタイのように剣先ありのものもあります。
そして意外とおすすめなのが「ブラック」のニットタイ。黒色のネクタイは本来ならお葬式を連想させますが、ニットタイなら自然に着用できてしかもクールな雰囲気を演出できます。
「ドット柄」のニットタイは小さめの水玉がおすすめ
ネクタイの定番柄であるドットですが、水玉が大きければ大きいほどカジュアルな印象になります。普段着のシャツに合わせるならそれでも問題ありませんが、ビジネス用のワイシャツに巻くのはややスマートさに欠けるでしょう。
ドット柄のネクタイを選ぶときは、できるだけ水玉が小ぶりなものを選ぶのがおすすめです。
「ボーダー柄」のニットタイはカジュアルになりすぎないよう注意
ボーダー柄のニットタイは、柄の面積が大きいぶん気を抜くとかなりカジュアルな印象になります。服装規定のゆるい職場ならいいですが、職種によっては眉をひそめられることも。
グレーやダークネイビーなどできるだけ落ち着いた色を選ぶのがポイントです。
ニットタイを使った夏のクールビズコーディネート
無地のシャツに合うニットタイ
ニットタイは無地がおすすめと前述しましたが、白や青のワイシャツであればどんな柄でも対応可能です。ボーダー柄のニットタイでビジネススタイルに遊びを入れるのも夏だからこそなせる業ですね。
ホワイトシャツにブルー系のニットタイは夏の鉄板スタイルと言えるでしょう。
爽やかなブルーのシャツに、ドット柄のニットタイを合わせることでより夏らしい爽やかさを演出することができます。
ストライプやチェックのシャツに合うニットタイ
ストライプやチェックなどの柄が入ったワイシャツに関しては、やはり無地のニットタイが最適です。夏のスタイルはブラックやブラウン系の色よりも、ブルー系の色を取り入れるのがおすすめです。
ストライプシャツにはドット柄のタイもいい感じにマッチします。
ただ、柄と柄を組み合わせる場合は、シャツとネクタイで3色以内におさめるようにしましょう。このあたりの基本ルールは通常のネクタイと同じですね。
夏のワイシャツは半袖ではなく長袖を選ぶ
エレガントなスーツ男子を目指すなら、半袖ワイシャツはナンセンスです。クールビズでたとえ会社のルールが半袖ワイシャツを許したとしても、己のルールでは許してはいけません。夏はジャストサイズの長袖シャツを腕まくりして過ごしましょう。
ワイシャツはシルエットや襟の形にこだわるだけで大きく印象が変わります。ワイシャツ姿だけで勝負しなければならない夏場だからこそ、慎重にワイシャツを選びましょう。以下記事でワイシャツ選びのポイントを解説しています。
ジャケットが必要な冬のスーツスタイルに比べて、夏のビジネスファッションはそこまでお金がかかりません。身体に合うワイシャツとニットタイを揃えて、周囲と差をつけましょう。