アイテム別!結婚式のスーツを格段におしゃれにする工夫ポイント

結婚式で友人として出席する場合、どうせならお洒落に着飾りたいですよね。あまりに簡素すぎる準礼装だと、物足りなさを感じてしまうのが現代の結婚式です。しかし、あくまで服装マナーを守ってこそのお洒落です。
この記事では、スーツ、ワイシャツ、革靴、アクセサリーといったそれぞれのアイテムで意識するべきポイントを解説していきます。ほんの些細な工夫やお手入れが、全体のシルエットを洗練されたものに昇華するので、ぜひチェックしておきましょう。

スーツ編

ソリッド(無地)のネイビー・グレースーツがおすすめ

ひと昔前のブラックスーツ一択だった時代と違い、今はネイビーやグレーのスーツも結婚式のスタイルとして受け入れられている場合がほとんどです。青山やはるやまなどで売っている、冠婚葬祭でしか使えない漆黒の礼服スーツと違い、ネイビーやグレーはビジネス用のスーツとしても使うことが可能です。コーディネートも重くなりがちな黒と違い、洗練されたものにしやすいのでおすすめです。

スーツはベスト着用のスリーピースで

ベストは、スーツ購入時にスリーピースで同じ色柄のものを買っていればそれを使うにこしたことはないです。しかし、ベスト自体使用頻度が少ないため、スリーピースではなくセッアップでしかスーツを買わない人も少なくないでしょう。そこで、ベストを持ち合わせてない人におすすめするのが、ライトグレーのベストです。グレーのベストは、ブラックスーツにもネイビースーツにも面白いほどハマります。

http://www.royalfashionist.com

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まさに魔法のアイテムと呼べる代物なので、ネイビーかブラックスーツを着る場合で、ベストを追加購入するなら、グレーを選びましょう。スーツがグレーの場合は、微妙に明度の違うグレーベストだとチグハグになってしまうので、ベストは黒で引き締めましょう。やはり結婚式のようなフォーマルな場ではベスト着用のエレガントなスタイルがいいです。

結婚式に着ていくスーツが無いならレンタルという選択肢も

「普段仕事で着ているヨレヨレのスーツしか手元にない」という状況なら、レンタルサービスでスーツを借りるという手段がおすすめです。結婚式や披露宴に参列するなら、恥をかかない程度の一張羅は着たいもの。とはいえ数年に一回程度の結婚式のために高級スーツを仕立てるのもお金がもったいない話です。

以下の関連記事では、数千円で結婚式用のスーツがレンタルできるサービスについて解説しています。

結婚式スーツレンタル

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2019.08.06

ワイシャツ編

こだわるポイントは襟型

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フォーマルシーンでは基本的にジャケットかベストを着用している状態なので、最も意識するのはVゾーンです。
とは言ってもワイシャツの色は白を着るのがマナーなので、こだわるポイントとしては襟型ぐらいです。通常のレギュラーカラーでも問題ないですが、ワイドスプレッドカラー(ウィンザーカラー)にフォーマル用のネクタイ大きめの結び目で作るととても上品なVゾーンが完成します。
スーツチェーン店のドレスシャツに多く使われているボタンダウンの襟型は、実際はカジュアル向けなので間違っても選ばないようにしましょう。もっとフォーマルに攻めたいならウイングカラーなどもいいですが、完全にパーティ仕様で、せっかく買ってもビジネスでは一切使えないのが難点です。

革靴編

色は黒が常識、型は内羽根ストレートチップが最もフォーマル

captoe

フォーマルの場面では、どんな装飾を施した靴よりも、シンプルな内羽根ストレートチップが最も美しさを放ちます。
つま先に一切の縫い目がないプレーントゥもフォーマルで使えますが、やはりストレートチップよりもエレガントさには欠けます。

10分の手入れで革靴は輝きを取り戻す

当たり前ですが、式前日までに手入れしておきましょう。ステインリムーバーで古いクリームと汚れを取り除き、シュークリームやデリケートクリームで磨くだけで光沢を取り戻します。そうしてアッパーが綺麗になっても、踵が削れているようではみっともありません。街の至るところにある靴修理の店に行き、2〜3千円ほどで貼り替えてもらいましょう。たとえ高価な靴ではなくても、しっかりと手入れされた革靴は、充分な気品の高さを演出できます。

丈夫なグッドイヤーウェルト製法がおすすめ

一見すると似たようになものに見える内羽根ストレートチップの革靴も、やはり高価なものになると目に見えて上質なカーフになりますし、ソールもセメントではなく縫い付けられたものになります。なかでもグッドイヤーウェルト製法はコバ(ソール)の部分が張り出すのが特徴的で、見た目にも英国的でダンディです。グッドイヤーウェルト製法の革靴は国産のものでも3万円前後するので、革靴にそこまでお金をかけない人からすれば躊躇する値段ですが、しっかり手入れすると10年以上は使えるので、長い目でみれば買っておいて損はないです。

小物・アクセサリー編

ネクタイは素材感や結び方で差をつける

ネクタイは仕事で使うようなレジメンタルストライプではなく、フォーマル使用の光沢があるものを選びましょう。シルバー系が無難ですが、ビームスなどのセレクトショップや、キャサリンハムネットのような店で売っている結婚式用のものもお洒落です。リングタイもまわりと差をつけるアイテムですね。ボウタイ(蝶ネクタイ)もフォーマルではありますが、若い人がつけると少し浮く可能性は否めません。
また、必ずしも光沢のあるものでなくても、無地のネクタイをエルドリッジノットなどの結び方にすることでひときわ目立つフォーマルスタイルにすることもできます。

ポケットチーフはネクタイと同系色に

ポケットチーフは結婚式でぜひ取り入れるべきアイテムですね。色はネクタイと同じ色柄にするのが鉄則です。つまり、結婚式用のネクタイを買うときに、同じ店で同時にポケットチーフも買う必要があります。よって、ネクタイと同系色のチーフが置いていないような店では買わないようにしましょう。
手元に結婚式のネクタイはあるけれど、チーフがないという人は、白のチーフを胸に挿せばOKです。

カフリンクス、タイバー、ラペルピンでさり気ないおしゃれを

結婚式用にわざわざスーツを新調するのは気が引けますが、アクセサリーぐらいなら新たに買ってもバチは当たりません。袖につけるカフリンクスは、ふとしたときにさり気なくお洒落を主張できるアイテムです。タイバー(ネクタイピン)やラペルピンも、フォーマルシーンで使える、男性ならではのアクセサリーですね。ひとつ気をつけたいのは、これらのアクセサリーを全て使うことはおすすめしません。あまりにフル装備しすぎると「気合いが入りすぎている感」が出てしまうからです。カフリンクス、タイバー、ラペルピンのうちどれかひとつを取り入れるぐらいがさり気なくてちょうどいいでしょう。

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