実はほとんどのビジネスマンにとって、一年間のなかでジャケットを着用している時間よりも、ジャケットを脱いでワイシャツ姿になっている時間のほうが長いです。
5〜10月のクールビズ期間はもちろん、冬でもエアコンの効いたオフィス内や居酒屋、レストランなどではジャケットはハンガーにかかっているはず。もはやジャケット着用時のVゾーンでファッションセンスをアピールする機会は限定的で、日常のおしゃれの鍵を握るのはワイシャツと言っても過言ではないでしょう。
だからこそワイシャツには徹底してこだわるべき。そしてワイシャツ一枚でスタイリッシュさを演出するなら、間違いなくオーダーメイドでつくるべきです。
この記事では、ワイシャツをオーダーする際に失敗しないためのデザインの決め方や注文方法、お店の選び方について解説していきます。
目次【本記事の内容】
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- 1.ワイシャツをオーダーするメリット
- 2.ワイシャツの高級感は「生地」で決まる!おすすめは100番手以上の綿素材
- 3.オーダーシャツはデザインが決められる!王道の仕様を紹介
- 4.【お店の選び方】オーダーシャツの種類を知る
- 5.オーダーワイシャツが作れるおすすめ店8選
- 5-1.初めての人におすすめ!ネットで完結できる「Suit ya」
- 5-2.実店舗型ならココ!ネットで事前注文すればコスパ最強「KASHIYAMA(カシヤマ)」
- 5-3.有名店による安心の品質「麻布テーラー」
- 5-4.【番外編】既成品よりもう少しいいものが欲しいなら「ユニクロ」
- 6.お店でワイシャツをオーダーする流れ
- 7.はじめてのオーダーシャツなら「クラシックスタイル」がおすすめ
ワイシャツをオーダーするメリット
既製品(特に格安)のワイシャツはサイズが合わない
ジャケット、パンツ、ワイシャツ、革靴で構成されるビジネスファッションですが、そのなかでワイシャツほどオーダー品と既製品で価値に差が出るものはありません。既製品のワイシャツは安いもので1,000〜3,000円ほどで購入できます。しかし、サイズは首まわりや裄丈の基準でしか選ぶことができません。そしてこの価格帯のものの多くは、誰でも着れる(返品を避ける)ためにかなりゆったりめのデザインで作られています。
街でよく見る腕周りや脇下がダボダボのワイシャツを来たオジサンが着ているものが、まさにこのようなワイシャツですね。
ハイブランド系のシャツより安くてフィット感がある
百貨店で売られているような人気ブランドのワイシャツになると、ストレッチを効かせたシャープな作りとなり、着用したときの見た目もかなりスタイリッシュになります。しかし価格は1万〜2万円以上となり、平均的なオーダーシャツよりも高値です。また、腕の長さ・腹囲・胸囲・肩の斜角などは人によって千差万別であり、いくら造形にこだわったブランドシャツと言えども体型への適応感はオーダーシャツには及びません。
スーツスタイルにおいて最も重要視すべきは、シルエットです。なかでも露出する機会の多いワイシャツに関しては、徹底的にサイズにこだわるべき。安物の既製品でも高価なブランド品でもなく、シャツはオーダーでつくるようにしましょう。
オーダーシャツの価格
ワイシャツをオーダーで購入するおおよその費用ですが、一般的に普及しているもので7,000〜1万円ぐらいが相場です。高級な店で生地や有料オプションなどによほどこだわった場合は2万円以上かかります。
また、バーゲンセール期間中だと1着6,000円ほどでワイシャツをつくることも可能。スーツカンパニーやスーツセレクトで既製品のドレスシャツを買うのと変わらない値段ですね。
【注意】既成品には二重襟などの間違ったデザインも
近年よく見かけるのが、襟を二重にしたり、前立てやボタンに派手な装飾を施したデザインのワイシャツ。これらは楽天市場や、スーツ量販店で「ドレスシャツ」という名目で4,000〜6,000円ほどで売られています。本来、「ドレスシャツ(Dress shirt)」とはスーツに合わせるシャツのこと。つまりワイシャツ全般のことを指します。二重襟などの「自称ドレスシャツ」は、日本独自の商品なので注意しましょう。
英国のロイヤルファミリーや映画『007』のジェームズ・ボンドの着こなしを見ればわかりますが、美しいスーツスタイルは「シンプルなものの組み合わせ」です。サイズさえ合っていれば、無地のネイビースーツに無地のネイビータイ、そして白のワイシャツを組み合わせるだけで充分かっこいい雰囲気を演出できます。
ジャケットもスラックスも革靴もシャツも、100年以上前から「正解」が決められているもの。だからこそ、カジュアルファッションのように流行を必死に追う必要もなく、おしゃれに疎い人でも簡単に色気をまとえるのです。
どこの誰が考えたのかわかりませんが、二重襟はいわば邪道。冠婚葬祭では絶対に着ていけませんし、見る人が見れば鼻で笑われます。特に初めてのオーダーシャツの場合は、できるだけ「王道」「シンプル」を心がけてデザインを決めましょう。
ワイシャツの高級感は「生地」で決まる!おすすめは100番手以上の綿素材
街を歩くビジネスマンのワイシャツを見て、「なんか安っぽいなぁ」という印象を抱いたことがある人も多いはず。これは生地に使われている素材が影響している可能性が高いです。
チープな印象を与えるのは、ポリエステルのような合成繊維が含まれているのが理由。低価格や高耐久などメリットも多いポリエステルですが、ワイシャツの場合はどうしてもペラペラで「テカッ」とした印象になります。
一方で天然素材である綿(コットン)のワイシャツは、やわらかく艶のある光沢感が特徴。オーダーワイシャツも多くの場合「綿100%」の生地と「綿50% / ポリエステル50%」のポリ混紡生地が選べますが、断然「綿100%」がおすすめです。
また、同じ綿素材でもグレードがあります。指標としてわかりやすいのが「番手」という単位。番手の数字が大きいほど細い糸で織られており、より優れた肌触りと高級感のある生地ができあがります。魅力的なドレスシャツを求めるなら、100番手以上が目安です。
さらに、「織り方」によって生地の表情が変わります。ワイシャツでは「ブロード(ポプリン)」や「ツイル」が一般的であることを知っておきましょう。
オーダーシャツはデザインが決められる!王道の仕様を紹介
オーダーシャツでは、生地を選んで採寸したあとに、シャツのデザインを決めることができます。自分だけの1枚を作るオーダーシャツの一番楽しい部分だと言えるでしょう。店舗によって指定できる仕様に若干の違いはありますが、おすすめはやはりシンプルなクラシックスタイルです。
1.襟のかたちはワイドスプレッドorセミワイド
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ワイシャツは襟型(カラー)によって表情が全く異なります。
店舗によっては数十種類のなかから選ぶことになりますが、定番としては以下の3種類です。レギュラーカラー
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スタンダードで汎用性のあるレギュラーカラー。既成品のワイシャツでもおなじみの襟型で、最も普及率が高いです。ワイドスプレッド(ウィンザー)カラー / セミワイドカラー
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ブリティッシュスタイルで大きな開きが特徴のワイドスプレッドカラー(ウィンザーカラー)。襟の角度が比較的狭いものはセミワイドと言われています。さまざま襟型が存在しますが、おすすめはワイドスプレッドやセミワイドカラー。レギュラーカラーに比べて、ネクタイの収まり具合が段違いです。
ボタンダウンカラー
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ネクタイを外したときにも主張的なボタンダウンカラー。近年ではビジネスマンの着用者も多いですが、起源はスポーツ用のシャツです。カジュアル志向の襟型なので、ネクタイを巻くフォーマルシーンやビジネスシーンにはあまり適しません。2着目以降はクレリック仕様もアリ
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クレリックとは、襟とカフス部分だけを白色にするカスタマイズ。これをするかしないかでシャツの雰囲気が大きく異なります。ややカジュアルな印象にはなりますが、2着目や3着目のオーダーシャツにクレリックを取り入れてみてもいいでしょう。クレリックにする場合は、オプション料金(500円ほどが相場)が発生するお店が多いです。
2.袖のかたちは実用面も考慮する
袖(カフス)のかたちですが、スタンダードなのは丸型ですね。
角落ちやスクエアタイプはよりシャープでスタイリッシュな見た目となります。しかしその反面、先が尖っているぶん汚れや黒ずみがつきやすいという欠点があります。特にスクエアタイプはこまめな手入れが必要です。
また、カフスボタンの配列も選ぶことができます。カフリンクスにも対応できるコンバーチブル(ボタンとボタンの間に穴がある)タイプが人気ですね。3.胸ポケットは「なし」がスマート
businessinsider
胸ポケットに関しても丸型や角落ちなどの種類から選ぶことができまが、おすすめのスタイルは胸ポケット自体つけないことです。クラシックスタイルのワイシャツには、胸ポケットはついていません。また、ブランド物のワイシャツなど、上質なものになればなるほどやはり胸ポケットはつけていません。そもそもワイシャツの胸ポケットに物を入れてしまうととても不格好です。
4.前立ては好みでOK
前立て部分のデザインでは、特にノーネクタイ時の印象が変わります。
通常は、シンプルな裏前立て(前立て無し)ですね。
ドレッシー感を出すなら表前立て(前立て有り)にしましょう。この他にもボタンを隠すフライフロントというフォーマル向けスタイルもありますが、ビジネス使用には不自然です。
5.背中は「背ダーツ」を入れると美しいシルエットに
サイドプリーツ
背面にプリーツをいれることで肩まわりを動かしやすくすることができます。
スタンダードなのはサイドプリーツです。センターボックス
センターボックスというプリーツは、ボタンダウンの襟型を用いたワイシャツに使用されることが多い、ややカジュアル向けのスタイルです。背ダーツ
人気があるのは、プリーツを入れずにシンプルな見た目にし、背ダーツを入れてウエストを絞ることでシャープに着こなすスタイルです。6.ボタンや糸の色はシャツになじむものを
せっかくのオーダーシャツなので既製品に多く見られるアイボリーではなく、ボタンの色にもこだわりましょう。ただ、白生地に青やピンクなどの差し色を無闇にボタンで入れてしまうことはおすすめできません。ビジネスで着るなら、生地と同系色で光沢のあるものにするのが良いでしょう。シェル(貝)ボタンも良いですね。
また、ボタンの糸の色も選べますが、こちらもカラフルにはしすぎず、生地かボタンと同系色を選びましょう。ネクタイを締めればどちらにしろ隠れるので、ボタン色に関してはそこまで神経質になる必要はありません。ただ、ボタンダウンの襟型の場合は、ボタン色で個性を出すのも一興です。
種類によっては500円前後の別途オプション料金が発生するお店が多いです。
7.名前の刺繍はどちらでもいい
背面タグや裾など、外から見えない部分に刺繍(イニシャルなど)を入れることが可能です。オプション料金が発生する店とそうでない店があり、前者であれば刺繍を入れておいて損はないですし、後者の場合はわざわざお金を払ってまで入れるものではないでしょう。
【お店の選び方】オーダーシャツの種類を知る
ワイシャツのオーダーには、「フルオーダー」「イージーオーダー」「パターンオーダー(セミオーダー)」という3つの種類があります。一般的に普及しているのはイージーオーダーやパターンオーダーで、自分の体型に近い型紙やパターンをもとにシャツを作ります。
実はオーダースーツと違ってオーダーシャツの場合、イージーオーダーとパターンオーダーの線引きはあいまい。お店側も明確にせず一括りに「オーダーシャツ」として販売するところがほとんどです。
明らかに違うのはフルオーダーで、自分の体型に合う型紙を一から作成していきます。縫製も職人が手作業で行なうので、高品質な仕上がりになるのが特徴。ただしそのぶん高価で、取り扱っている店もそう多くありません。
既製品よりもジャストサイズの一般的な「オーダーシャツ」を求めるなら、イージーオーダーやパターンオーダーがおすすめです。
オーダーワイシャツが作れるおすすめ店8選
初めての人におすすめ!ネットで完結できる「Suit ya」
ネットで注文できるオーダーワイシャツには、2つの大きなメリットがあります。ひとつは、対面ではないので、初めてでもあたふたせずにじっくり仕様を決められること。そしてもうひとつは、お店側に人件費がかかっていないぶん、高級な生地のワイシャツを安価で注文できる点です。
ただし対面ではないので、細かいニュアンスを伝えづらいのはネット注文のデメリット。その点この「Suit ya」は、かなり細かい部分まで指定できます。袖先(カフス)や襟の種類などは、下手なオーダースーツ屋よりも多いほど。胸ポケットの有無やネーム刺繍なども選択できます。
⇒「Suit ya」公式サイトへ
ネットオーダーで一番のネックとも言える採寸ですが、「Suit ya」では3種類の採寸方法で抜かりはありません。自己オート採寸なら、首周りや肩幅はもちろん、二の腕や着丈まで細かく指定が可能です。初心者の人がオーダーシャツの楽しみを知るには、うってつけの仕立て屋だと言えるでしょう。「Suit ya」に関しては以下の記事で注文手順などを詳しく説明しています。
実店舗型ならココ!ネットで事前注文すればコスパ最強「KASHIYAMA(カシヤマ)」
店舗で採寸できて、しかも安価にオーダーシャツがつくれるのが「KASHIYAMA(カシヤマ)」です。コスパがいい理由は、自社工場を保有しているため。工場直販なので価格を抑えることができ、クオリティに関しても評価が高いです。緻密なオーダー方式で、サイズ感も見事なもの。初回の場合、無料でお直しが可能です。
全国に店舗展開しているので、ネット注文後にお店へ採寸しに行くのがおすすめ。有名店による安心の品質「麻布テーラー」
有名どころで安心感があるのが麻布テーラーです。青や白といった定番色のワイシャツであれば7,000円から、高品質なもので9,800円からオーダーができます。セールだと2着で16,000円ほどでオーダーシャツが購入できることも。価格、品質ともに失敗したくない人は麻布テーラーを選んでおけば間違いないでしょう。【番外編】既成品よりもう少しいいものが欲しいなら「ユニクロ」
ユニクロでは、「オーダーメイド感覚で選ぶシャツ」という商品が展開されています。採寸→縫製という流れではなく、豊富なサイズバリエーションからフィットするものを選ぶという方式なので、厳密にはオーダーシャツではありません。ただ、2,990円(送料別)という既製シャツとほぼ変わらない価格設定や、納期が2日というのはユニクロならではの魅力。「既成品よりフィット感のあるシャツをすぐに欲しい」という人におすすめです。その他、百貨店(デパート)でのワイシャツオーダーももおすすめ
オーダースーツやオーダーシャツの専門店ではなく、もっと気軽にオーダーシャツをつくりたい人には百貨店もおすすめ。路面店のような入りづらさがなく、はじめてでも緊張せず注文することができます。価格のほうも思ったほど高くはなく、10,000円前後が相場です。さらにセール期間だと、綿100%の生地でも2着1,5000円前後という価格で作れることも。セールは夏や年始など、その百貨店のバーゲン期間に準じることがほとんどです。
縫製に関しては外部に委託していることがほとんどで、クオリティは一般的な路面店と同レベル。縫製技術をウリにしている専門店には劣ります。接客の安定感はデパートならではですが、生地選びに関する知識や採寸などは「その道一筋のプロ」というほどではありません(百貨店によりますが)。
お店でワイシャツをオーダーする流れ
実際にお店に行ってどのような流れでワイシャツをオーダーするのかを知っておきましょう。0.失敗しないために事前にやっておくこと
欲しいシャツの形をイメージしておく
ワイシャツをオーダーするには、生地選びからはじめ、店頭で多くのカスタマイズ項目を選ぶことになります。ウィンドウショッピングの感覚で足を運ぶと、考えがまとまらない状態で注文してしまい、理想とかけ離れたワイシャツをつくってしまうことになります。事前にできるだけ細部まで、完成図をイメージしておきましょう。
ワイシャツを着ていく
Tシャツ、デニム姿でオーダーシャツを作りに行くことはもちろん可能ですが、できれば普段着ているワイシャツを着ていくことをおすすめします。なぜなら、「もっと袖の長さをこうしたい」、「このワイシャツよりもスリムな作りにしてほしい」といった要望をスムースに店員さんに伝えることができるからです。
1.生地を選ぶ
まず最初に生地を選びます。事前にイメージしていたワイシャツの色や柄を選びましょう。生地選びですが、欲しい色を最初から決めていたとしても意外と難航します。たとえば、”無地の白”を買うつもりだったとしても、店頭には色々な白が並んでいるからです。
蛍光灯のような青っぽい白、黄色みがかった白、刺繍が特徴的な白、うっすらストライプが入った白、ザラザラした質感の白などなど。同じ白でも、並べてみるとどれも違って、それぞれ惹かれるポイントがあったりするのでとても迷います。気になる生地は店員さんに言って触らせてもらうのもいいでしょう。
また、ポリエステル配合か、綿100%かによっても質感が変わります。綿100%のほうが値段は上がりますが、通気性や肌触りが良く、長持ちするという利点があります。
ある程度悩むのは普通のことなので、じっくり選んで好みの生地を見つけましょう。
2.採寸
生地を選び終えると採寸です。基本的には店員さんに任せっぱなしですが、袖や裾の長さや、首周りの余剰などを訪ねられます。特にこだわりがなければ店員さんのすすめるとおりで問題ないでしょう。
このとき自前のワイシャツを着用しているとイメージがしやすく、店員さんとの意思疎通もはかりやすいです。
3.襟やカフスなど、デザインの指定
細かいデザイン部分を店員さんと相談しながら決めていきます。悩んだあげく適当に決めてあとから後悔しないよう、ここでも事前にイメージを固めておくことが必須です。
4.支払い
オーダーしたワイシャツの完成は後日となりますが、代金の支払いはこの時点で済ませます。引き換え用の伝票を受け取り、あとはそこに書かれた完成日まで待ちましょう。
納期は早ければ3週間ほどで、セール品など長い場合は2ヶ月ほどかかる場合もあります。お店によっては引き換え日よりも前に仕上がった場合連絡をくれるところもあります。
5.完成したシャツの受け取り
念のため、できる限り受け取ったその場で試着させてもらいましょう。しっくりこない部分があれば、基本的にほとんどの店で無料のお直しが可能です。
check point!!
・袖(裾)の長さは指定どおりか。ジャケットを着用してカフスの見え具合も確かめる。
・腕周り、胴回りのサイズ感。ダボついていないか。生地に余剰がなくキツすぎるのもNG。
・首周りは苦しくないか。逆に緩すぎないか。ネクタイも着用してみる。理想のオーダーシャツが作れたら、次は「オーダースーツ」に挑戦してみましょう。最近ではWeb上からじっくりデザインを決められるので、オーダースーツを注文するハードルもかなり下がっています。お店によっては価格も抑えられているので、サイズの合わない中途半端なブランドスーツを買うよりよっぽどコスパがいいです。
はじめてのオーダーシャツなら「クラシックスタイル」がおすすめ
生地 綿100%の白無地、模様はお好みで 襟のかたち ワイドスプレッドカラー(ウィンザーカラー) 袖のかたち 丸型コンバーチブル、もしくは角落コンバーチブル 胸ポケット 不要 前立て 前立て無し(裏前立て) 背中 プリーツ無しで背ダーツを入れる ボタンの色 光沢のある白、もしくは白いシェルボタン。糸も白。 刺繍 外見上は関係ないのでお好みで オーダーシャツで最もやってはいけない失敗は、自分だけの1着を作りたいがために、奇抜な襟や派手な生地を選んでしまって、およそ的外れな代物に仕上げてしてしまうことです。
しつこいようですが、あれこれ装飾を施したワイシャツよりも、シンプルで洗練された白や青のシャツをジャストサイズで着こなすほうが、間違いなく女性ウケも良いです。優れたデザインは足し算ではなく引き算であるという基本を、シャツを作る上においても守りましょう。
王道のホワイトシャツは、似たようなものを3着ほど作っておいても無駄ではありません。とはいえ、セールなどで2着同時に作る場合、両方とも同じような白というのも面白みがないでしょう。こういった場合は2着目は遊び心を入れて、ストライプやチェックなどのワイシャツに挑戦してみるのも楽しいのではないでしょうか。